株式投資

立会外分売ってなに?企業の目的とは?投資家へのメリット・デメリットを解説!

株式投資をしていて「立会外分売」という名前を聞いたことがある人は多いでしょう。

立会外分売は、株式の取引方法の一つで、利用すると市場の価格よりも安く株を購入できるんです。

しかしなぜ低価格で株を購入できるのでしょうか。
「なにか裏がありそう…」と思ってしまいますよね。

そこで今回は、立会外分売のからくりやメリット・デメリットを解説していきます。

立会外分売とは

立会外分売とは、取引所の取引時間外に上場株式の保有株を小口に分けて、不特定多数の投資家に売り出すことをいいます。

小口に分けるので取引時間内よりも、安い金額で購入できます。

投資家にとっては、お目当ての株式が割安で購入できるチャンス。

立会外分売は、投資家だけでなく企業側に大きなメリットがあり、広く利用されています。

企業が立会外分売をする理由

どうして企業は、通常の取引よりも安い価格で株を売りに出すのでしょうか。

企業の目的として考えられるのは、主に4つです。

  • 株主を増やして上場を目指す
  • 取引を活発化させたい
  • 株価の変動を抑えたい
  • 親会社の資金調達のため

東証一部上場は一流企業の証と言っても過言ではありません。
ですが、そのためには株主が2,200人以上いることが条件なんですよね。

そこで立会外分売をして、株主を増やそうとするワケです。

取引の活発化や株価の変動抑制に関しては、企業と投資家どちらにとってもメリットがあります。

しかし親会社の資金調達のために、子会社を立会外分売している場合は要注意です。

親会社が子会社の持ち株を売って利益を得ようしているだけなので、子会社の成長はまずありません。

このように企業の目的によって、立会外分売でも購入していい株・購入してはいけない株があるので、しっかり見極めましょう。

立会外分売のメリット

立会外分売の株式を購入するメリットは、主に3つあります。

先に結論を言うと、立会外分売はローリスクな投資方法です。

そういえる理由について、解説していきます。

株式を安く購入できる

投資家にとって最大のメリットと言えるのが、株式を安く購入できることです。

株式が立会外分売される場合、前営業日終値より通常3~5%ディスカウントされます。

いつもよりもお安く株式を購入できるのは、大きな魅力ですね。

購入手数料が無料

取引時間外なこともあって、立会外分売の株式は購入手数料が無料です。

このような取引を「市場外取引」と言って、法律で購入手数料がかからない決まりになっています。

ただあくまで購入時のみ無料で、売却時には手数料がかかるので注意してください。

指定替えの可能性がある

企業が立会外分売をする理由の一つとして、東証一部上場のためが挙げられます。

もし立会外分売で購入した株式会社が東証一部に指定替えされれば、資金が集まりやすくなり株価の上昇が期待できるんですよね。

そのタイミングで売却すれば、大きな利益を狙うことができるワケです。

立会外分売のデメリット

立会外分売は、通常の購入よりも株式が割安なのでローリスクな投資方法です。

しかしデメリットもあるので、しっかりチェックしておきましょう。

必ず利益が生じるワケではない

割安で購入できると言って、必ず利益が生じるワケではありません。

立会外分売が原因で株価が下がることもあれば、売却のタイミングを見誤れば当然損するリスクがあります

結局は経験値がないと、立会外分売で大きな利益を出すのは難しいでしょう。

分売実施日をチェックする必要がある

立会外分売で売りに出される銘柄は、各証券会社のサイト等で事前に告知されます。

常に立会外分売をしている銘柄はないので、定期的にサイトをチェックする必要があるんですよね。

また告知後に分売予定日が変更されるケースもあるので、こまめにチェックすることをおすすめします。

購入時間が限られている

立会外分売は、市場外取引です。

そのため取引可能時間は、基本的に分売実施前営業日18:00~実施日8:20までと、半日程度しかないんですよね。

限られた時間で購入手続きを済ませないといけないので、予めスケジュールを確認していないと買い逃す可能性が高いです。

抽選によって購入できないこともある

立会外分売は、企業の大出血サービスではありません。

企業側の戦略があるので、分売が実施される銘柄の総数はそこまで多くないんですよね。

そのため人気銘柄は、抽選になる可能性が大きいといえます。

場合によっては、事前にスケジュールをチェックしていたのに購入できなかった…というケースも考えられます。

立会外分売はおすすめできる?

結論から言えば、立会外分売はすべての投資家に手放しでおすすめできる投資方法ではありません。

というのも、割安株式が市場に出回れば希少性が失われるため、多くの投資家は敬遠するんですよね。

そうなれば、短期的な大きな利益は見込めません

同じくローリスク・ローリターンなら、インデックス投資などの投資信託でコツコツ貯めていくほうがメリットが多いです。

立会外分売は、主に株式投資で勝ち続けている人が他の銘柄に手を出したいと思った時に検討すべき商品と言っていいかもしれませんね。

関連記事:インデックス投資は初心者におすすめ!利益を生み出す仕組みやコツを解説

立会外分売の購入方法

立会外分売は、基本的にネット証券会社から購入します。

どの証券会社でも、購入方法に差異はほとんどありません。

  1. TOPページの【国内株式】をクリック
  2. 立会外(分売・トレード)をクリック
  3. 購入する銘柄を選択
  4. 購入する株数を選択
  5. 注文

立会外分売のページに行ってしまえば、あとは通常の株式購入の段取りと変わらないですよ。

立会外分売が買える証券会社

立会外分売は、基本的にどのネット証券会社でも購入できます。

なので、現在お使いの証券会社から購入して、まず問題はありません。

これから新しく証券口座を開設するなら、SBI証券がおすすめです。

SBI証券

出典:SBI証券

SBI証券では「立会外トレード」という独自のサービスを展開しており、SBI証券でしか割引されていない銘柄が多数あるんですよね。

また売却手数料が業界最安水準なのもポイントです。

立会外分売なら、SBI証券を使うのがもっともお得ですよ。

立会外分売まとめ

立会外分売は、企業と投資家それぞれにメリットがあるローリスク・ローリターンな取引方法です。

ただ同じローリスク・ローリターンなら、インデックス投資などの投資信託のほうが利益は安定しています。

株式投資でしっかり利益を出しつつ他の銘柄に手を出したい人に、立会外分売の商品はおすすめですよ。

ABOUT ME
yamamoto
投資歴6年のトレーダー兼ライター。 低位株を中心にトレード中。 システムトレードで半年で資産を3倍にした経験を持つ。