株式投資

IPOの当選確率を上げる方法は?証券会社の選び方や申し込み方法を紹介!

「新規公開株」であるIPOは、購入すればすぐに利益を出せる可能性が高いことから人気の株式の1つとなっています。

ですがIPOを購入するには抽選に当選する必要があり、しかもその確率はかなり低いことで有名です。

そんなIPOの当選確率を上げるためには何が必要なのか、この記事で解説していきます。

IPOに当選したいとお考えの方はぜひ参考にしてください。

IPOの抽選に応募する方法

IPOを購入する前に、まずは抽選に申し込む必要があります。

IPOの抽選に申し込む手順をまとめましたので、確認しておきましょう。

IPOの始め方や仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:IPO投資は初心者でも簡単?利益を上げる方法とおすすめ証券会社を紹介!

口座を開設する

まずは、IPOの取扱がある証券会社で口座を開設します。

IPOの取扱がない証券会社で口座を開設しても、IPOを取引することはできませんので事前の確認は欠かさないようにしましょう。

ブックビルディングに申し込む

ブックビルディングで購入の意思を表明する

口座が開設できたら、実際に抽選に申し込みましょう。

IPOの抽選は「ブックビルディング」とも呼ばれておりますので、この事は覚えておくと役に立ちます。

ブックビルディングへの申し込み期間はおよそ一週間程で、この期間中に仮でいいので何円で何株買うのか申請しましょう。
これによって購入する意思を表明することとなり、抽選への参加権が与えられます。

特に人気の銘柄は申請の上限金額で価格が決まることが多いため、人気銘柄の抽選では上限金額で申し込みましょう。

購入手続きを行う

抽選の参加者が申請した金額を元に、株が売り出される前につく公募価格が決定します。

この公募価格は基本的に市場に売り出される時の価格よりも安いため、IPOを買う=価格が上がる可能性が高い株を手に入れる」ことと同じ意味です。

抽選に当選すれば、この公募価格で株を購入できます。
当選だけでなく、ちゃんと購入手続きを行わないと株は手に入りませんので忘れないようにしましょう。

IPOの抽選に当たらない理由

IPOに申し込む流れを確認しましたが、ではなぜ「IPOは当選確率が低い」と言われるのでしょうか。

IPOの当選確率の仕組みや、当選しない原因をいくつかご紹介していきます。

そもそも当選確率は1~2%ほど

一説によるとIPOの当選確率は1~2%ほどと言われており、とても狭き門であることが伺えます。

すべてのIPOが売りに出された時に利益を出すわけではありませんが、公募価格を超える価格で売りに出されるIPOは年間販売数のおよそ7~8割ほどです。
※参考:やさしいIPO株のはじめ方

そのため、多くの投資家が確率の高いIPOに注目するのは自然な動きといえます。
その分競争率が高くなることも仕方ないでしょう。

応募者のステータスで当選確率が変わる

応募者のステータスで当選確率が変わる

IPOは抽選によって購入の権利が与えられますが、証券会社の中には様々な要素によって当選確率が変わる会社があります。

過去の取引額の多さや預かり資産額など、投資家の利用履歴やステータスに応じて確率が変動する会社があることは事実です。
そうした利用履歴による当選確率の上昇を明言する証券会社もあります。

例えば岡三オンライン証券では、一定期間中に支払った手数料の合計額によって利用者を3段階のステージに分けます。
同じIPOの抽選でも、一番下のステージでは1回しかない抽選が一番上だと3回行われるため、実質的に当選確率が上昇する優遇措置といえるでしょう。

参考:岡三オンライン証券「抽選方法」
        岡三オンライン証券「IPO/POのステージ内容」

こうしたシステムを導入する証券会社だと、投資初心者のうちは当選することは厳しいと思われます。
後々のステータス向上を見越しているか手持ち資金に余裕のある人は、確率が変動する証券会社を利用しても問題ないでしょう。

口座数の多い証券会社で応募している

ステータスによって当選確率が変動する証券会社だけでなく、機械による平等な抽選を謳う証券会社も存在します。
そうした証券会社だと、まったくの初心者も熟練の上級者も当選確率は変わらず同じです。

しかし、平等抽選の証券会社でも注意したいのは口座数の多さになります。

口座数が多いということは、それだけ抽選に申し込む人数が増えるため倍率も上昇します。
そうなると、低い確率の中で勝負することと変わりがなくなってしまうでしょう。

利用する証券会社の口座数も、IPOを検討する上では考慮しておきたい要素です。

主幹事が少ない証券会社で応募している

IPOの取扱がある証券会社は、主幹事と幹事の2つに分類されます。
この内、主幹事となる証券会社には割り当てられるIPOの株数が多くなる傾向が強いです。

例えば2020年に上場したジモティーの株は、主幹事となった大和証券に総株数の9割が割り当てられています。

IPO主幹事の割り当て数

出典:96ut.kabu

その他の証券会社の割り当て数は1割にも満たないことからも、主幹事となる証券会社がどれだけ多くの株数を持っているかが分かります。

IPOの当選確率を上げるなら、利用する証券会社が主幹事を行う回数が多いかどうかも確認しましょう。

IPOの取引ができる主要証券会社の2020年度主幹事・幹事実績をまとめたので参考にしてください。

証券会社2020年度幹事実績数(うち主幹事実績数)
SBI証券102(14)
松井証券20(0)
楽天証券44(0)
マネックス証券60(0)
野村證券54(32)
大和証券55(17)
SMBC日興証券67(16)
みずほ証券75(26)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券27(3)
auカブコム証券24(0)
岡三オンライン証券41(1)
東海東京証券18(1)
いちよし証券41(5)
エイチ・エス証券10(1)

参考:96ut.kabu

IPOの当選確率を上げる方法

IPOの抽選の仕組みを理解したことで、どのようにすればIPOの当選確率を上げられるか気になる方も多いでしょう。

ここからは、IPOの当選確率を上げる実践的な方法について解説していきます。

ネット証券から応募する

ネット証券から応募する

まったくの投資初心者の方なら、ネット証券から応募した方が当選する確率は高いでしょう。

ネット証券には平等抽選を行う会社が多く、利用歴によるステータスで確率が変動する他の会社よりは初心者のチャンスは大きいといえます。

投資歴が浅くてもIPOを手に入れたいと思うなら、平等抽選を行うネット証券を検討しましょう。

口座をたくさん作る

IPOの当選確率を増やすなら、手っ取り早いのが複数の証券会社で口座を開設して抽選の枠数を増やす方法です。

純粋に応募口数が増えるため、それだけチャンスも増えることになります。
ただし、重複しての応募を認めていない証券会社もあるため注意しましょう。

主幹事証券会社から申し込む

主幹事の証券会社から申し込む

IPOの主幹事となっている証券会社は、割り当てられるIPOの株数が他の幹事の証券会社の10~100倍になることがザラです。

それはつまり、主幹事の証券会社は当選数もそれだけ多く出るという意味でもあります。
IPOを狙うなら、主幹事を務めることの多い証券会社から申し込むことがおすすめです。

各証券会社が過去にどれだけ主幹事・幹事を務めたかを調べることも可能ですので、そうした情報を得て口座を開設する証券会社を選びましょう。
場合によっては乗り換えを検討するのもアリです。

IPOの取扱数が多い証券会社から申し込む

各証券会社をホームページを見れば、年間でIPOの取扱がどれだけあったか調べることが可能です。

その数が多ければ多いだけ、証券会社自体がIPOに力を入れている証でもあります。
IPOに積極的ということは、新しいIPOを購入する機会にも恵まれているという意味です。

IPOの取扱数が少ない会社だとそもそものチャンスが少なくなってしまうので、近年のIPO取扱の実績は確認しましょう。

平等抽選を謳う証券会社から申し込む

証券会社の中には、過去の取引実績や預かり金額の多さでIPOへの当選確率が上昇する会社もあります。
こうした制度の存在を大々的に表明している会社もあり、当選確率の変動する会社ではよほど資金に余裕がない限り初心者の抽選は不利です。

しかし、中には機械による抽選で当選確率の優劣が存在しない平等抽選を謳う証券会社があります。
手持ち資金に大きな余裕がない人は、平等抽選でチャンスを伺いましょう。

諦めずに応募し続ける

何よりも、諦めずに応募する姿勢が当選には必要です。

様々な情報に触れることで「可能性が低いなら応募しても意味がない」「当たらないのに応募するだけ無駄」と考える方もいることでしょう。

しかし、応募しない限りは当選することはありません
この記事で紹介した方法を参考にして、当選確率を高めるために必要なことを行ってみましょう。

IPOにおすすめのネット証券3社

IPOを購入する上で、おすすめの証券会社はどこになるのでしょうか。

おすすめのネット証券を3社紹介しますので、証券会社選びの参考にしてください。

マネックス証券

マネックス証券

出典:マネックス証券

IPO実績55社(2020年)/48社(2019年)/59社(2018年)
IPOに関する
キャンペーン
なし

マネックス証券のIPOにおいて、一番の特色は完全平等抽選を表明している点です。

IPOの抽選には個人の利用歴や資金額が当選確率に関係すると言われていますが、マネックス証券ではそうした差を一切排除した機械による完全に平等な抽選を行っています。

これによって、初心者も上級者も関係なく平等にIPOを購入できるチャンスが巡ってくるといえるでしょう。
少しでもIPOを購入する確率を高めたい初心者の方は、マネックス証券を検討してみましょう。

更に、マネックス証券はIPO以外に米国株の取扱も豊富です。
米国株を後々扱ってみたい人にもおすすめできるネット証券といえます。

SBI証券

SBI証券

出典:SBI証券

IPO実績85社(2020年)/85社(2019年)/86社(2018年)
IPOに関する
キャンペーン
・友達紹介でIPOチャレンジポイント1カ月最大100Ptプレゼント
・総合口座の新規開設でIPOチャレンジポイント10ptプレゼント

SBI証券では、IPOチャレンジポイントによるIPO当選確率アップキャンペーンが行われています。

このIPOチャレンジポイントを使用することでIPOの当選確率が上昇するだけでなく、もし外れても1ポイント加算して戻ってくるという仕組みです。

このIPOチャレンジポイントは新規口座開設時や家族や友達にSBI証券を紹介した際に付与されるので、IPOを利用するなら欠かさず受け取っておきましょう。

楽天証券

楽天証券

出典:楽天証券

IPO実績38社(2020年)/26社(2019年)/11社(2018年)
IPOに関する
キャンペーン
なし

楽天証券も、IPOの当選確率が平等であることをアピールポイントにしています。
また、IPOの取扱数も年々増加しており、今後のIPO取扱が更に活発になっていくことが予想される証券会社といえるでしょう。

楽天証券の更なる特色としては、IPOの抽選倍率を公表している点です。
他の証券会社では抽選倍率が明らかになっていない場合が多く、こうした倍率を知ることで投資家はより一層戦略を立てやすくなります。

ユーザーへの優しさが際立つことで、楽天証券のIPOは今後より存在感を強めていくでしょう。
要注目の証券会社の1つといえます。

まとめ

今回は、IPOの当選確率を上げる方法について解説しました。

IPOの当選確率は、各証券会社での利用額といったステータスに応じて変化します。
しかし、それでは投資始めたての初心者に入り込む余地がありません。

初心者の方はすべての利用者の当選確率が平等になっている平等抽選の証券会社で、IPOの抽選に応募しましょう。
熟練の投資家でも当選確率に優位性がなくなるため、勝機はあります。

それ以外にも主幹事の証券会社を利用するなど、数々の当選のコツをお伝えしました。
IPOの当選を目指して、紹介した方法を実践していただけますと幸いです。