昨年の収益5000万円以上!10か月で資金100倍!
移動平均との乖離を狙うスゴ腕が専業投資家に。


 前号の記事が大反響だった「10か月で30万円を3000万円にした」個人投資家・マナビィ氏。当時はサラリーマンとの二足のワラジを履いていたが、3月末で会社を辞め、現在は専業投資家として相場に向き合っている。

 「専業として相場から退場した苦い経験はありますが、いずれは戻りたいと思っていました。去年の相場を検証し直すと、もし専業だったらもっと稼げていたとも思ったんです。それに、金額が増えてくるとどうしても集中投資をするのが怖くなる。兼業だから、という言い訳をしたくなかったんです。以前はひたすらお金を稼げばゴールだと思っていましたが、今回は不動産投資や財務を勉強した上での長期投資なども考えています」

 そんなマナビィ氏の現在の生活はまさに投資漬け。兼業時代よりも早起きして、予習、復習、トレード仲間と電話で行う反省会など、起きている時間の半分以上になる10時間を投資に充てている。

 「やはり兼業時代のほうが心理的な余裕がありましたね。銘柄の中身もチェックしたいので財務などの勉強もしたいのですが、時間が足りないですよ。でも、寄り付き前の気配値がチェックできるのはうれしいですね。気配値が出た瞬間と、寄り付き直前の気配値の変化は値動きの重要なヒントになります。でも、今はまだデイトレの勉強期間なので、以前のスイングトレードの最良のタイミングを見極めることに重点を置いています」



移動平均との乖離を狙い、5〜15%の利益を狙う!



 では、マナビィ氏の短期スイング手法を復習しよう。もっとも重視しているのは「移動平均のゴールデンクロス、デッドクロス」と「移動平均と株価の乖離」だ。

 「日足チャートに5日、25日の移動平均を表示して、25日線の向き、ゴールデンクロスやデッドクロスに注意しています。さらに移動平均との乖離は特に気にしますね。特に何%と決めているわけではありませんが、明らかに乖離しすぎている場合はトレンド転換が近いと考えて、株価が移動平均から下方向に乖離していれば、下げ止まって揉み合っているタイミングに仕込んで、上昇を待つ感じですね」

 そして、予想に反して下落すれば5%の下落で早めに損切り、利益は5〜15%と欲張りすぎない。「手法が単純でも、損小利大を心がければ資産は増えていきます。信用取引ならレバレッジ効果が活用できるので5〜15%の利益でも十分。それを複利で増やしていけば驚くほど早く資産は増えます。ただ、トレードする際にはPDCA(計画、実行、検証、改善)を復習することが重要です。特に、失敗したときには自分のプランのどこに綻びがあったのか、敗因は何だったのか、再度洗い直す作業をしてください。自分の敗因を見つめ直すことが勝利に繫がるカギだと思います」

 このトレードをする銘柄は「最低でも売買代金1億円以上」で、「値動きが激しい銘柄」。条件に合う銘柄のチャートを毎日見続けることでチャンスは生まれるのだ。

 「実は専業になってから臆病になったのか、あまりトレードをしていないんです。相場が荒れていたのもありましたしね。でも、毎日チャートを見続けて、今後、どういうふうに動くのか、そのシナリオを考えたりする積み重ねをやっていくと何十万円も稼げることを考えると苦にはならないですね」

 金融危機を乗り越えて専業に復帰したマナビィ氏の今後のトレード人生に注目しておこう。

















■マナビィ氏
’74年生まれ。インターネット広告会社を経て、4月から専業投資家に復帰した。目標は、40歳までに総資産3億円を達成すること