夏枯れの時期を凌げば、円安がやってくる! 混迷期に仕込む通貨をズバリ予言



これまで数々の大相場を予想し、〝FX界随一の相場師〞との呼び声の高い〝4億円脱税主婦〞こと池辺雪子氏。5月のギリシャショックも見事乗り切った彼女が、10年下半期の相場を大予想する。これを読めば、狙い目通貨&仕込みどきが一目瞭然!!




夏まではレンジ相場、本格的な円安トレンドは秋以降か


 「5月の円高のときには、友だちからジャンジャン電話が鳴って大変だったわよ。みんな慌てちゃって外貨を買っている人は『損切りしなくていいの?』。これから買おうと思っている人は『今、買っていいの?』って、みんな困ってたみたい」

 1ドル95円台をうかがう展開だったのが、1ドル88円台を割ろうかという水準まで一気に下げた5月の為替市場。不安になって電話をかけちゃう人の気持ちはよくわかる。池辺氏の見通しは?



さらなる下げは〝最後の買い場〞


 「豪ドルなんて、絶好の買い場でしたよね。金利も上がってきて4・5%だし、72円台まで下げたとき買ってた人はきっと儲かりますよ」

 リーマンショック以降の総崩れ状態だったクロス円(円の絡んだ通貨ペア)のなかで、唯一堅調だったのが豪ドル。その反動からか、5月には大きく下げた。
 
 「GW直後に最初の大きな下げがありましたよね。7日の日足は高値が84円で安値が76円。一気に下がりました。面白いのはくりっく365の建玉なんですよ。豪ドルがドーンと下げたあとに、豪ドル/円の買い玉は増えていって25万枚を超えているんです」

 豪ドルの安値更新をチャンスと見た投資家が、一斉に逆バリで買っていった。ちなみに同じ時期の米ドル/円では逆に7日の下げの後、買い玉は半減している。豪ドル/円だけの現象だったわけだ。

 「買い玉が25万枚を超えるまでにふくらんだ直後の20日に、もう一段大きく下げたんですが、これなんかヘッジファンドに狙われた可能性もありますよね。相場が大きく下げるのって、買っている人がたくさんいるからなんですよ」

 相場が下がっていくと、買っていた人たちはやがて音を上げて損切りに。買い手の損切り売りが下げに拍車をかけて、さらに下がっていくのだ。

 「ヘッジファンドの人たちも、為替市場の数少ない出来高指標であるくりっく365の建玉には注目しているようですからね。買いがこれだけ積み上がっているなら、崩してやったら儲かりそうだと考えても不思議はありません」

 何とも怖い話だが、ボクらもくりっく365の建玉には注目しておいたほうがよさそう。くりっく365のHPで日々更新されているので、これからは要チェック。では、今後の豪ドルは?

 「大きく下げたといったって、リーマンショック直後の安値と、その後の戻り高値でフィボナッチを引くと、ちょうど50%押しのところで止まっているんです。それはもう見事なくらいに。豪ドルの値動きを見るときには、対ドルも見ないといけないんですが、豪ドル/米ドルでもちょうど38・2%のところで止まってますしね。フィボナッチを見ていた人は72円台で買えたんじゃないですか」
 
 セオリー通りのポイントで止まっていたのだから、5月の急な円高は読めなくても、フィボナッチを引いておけば慌てることなく、大底付近で買えていたはず。ってことは、これがホントに大底になる?

 「大きな見通しは依然、円安で変わりません。とはいえ、鳩山さんも急に辞めちゃったし、何があるかわからないのが為替ですからね。ただ、もしも5月の安値である71円85銭を割ってきたとしても、61・8%押しの67円台がせいぜいじゃないですか。『67円台もないとはいえない』くらいの可能性の話で、もう一段の下げはないと見ていますけどね」

 ユーロの落ちこぼれ国の信用不安もいい加減聞き飽きたし、アメリカの景気も徐々に光が差し始めている。そうなれば、「リスク回避の円買い」の動きもそろそろ収まってきそう。

 「一気に円安に向かうかっていうと、それも難しいかもしれませんけどね。『夏枯れ相場』っていう言葉があるように、夏は相場が停滞しやすい。大口の投資家も夏休みをとるし、しばらくはレンジ的に行ったり来たりが続いて、夏休みをとっていた機関投資家たちが帰ってくる晩夏から秋にかけて、円安へ動き出すんじゃないかしら」

 となると、さらに底があってもしも豪ドルが67円台まで下がることがあったら、円安トレンド開始前の〝最後の買い場〞になるかも。「ユーロ不安はしばらく、くすぶるかもしれませんけど、基本的にユーロ解体なんてことは、ありえませんからね。もしもユーロ/米ドルがパリティの1を割るなんてことがあったら買いますよ、全力で(笑)」


秋口までは回転売買で以降の円安に備える!


 ということなので、そろそろ相場も落ち着きを取り戻しそう。

 「これからの現実的な戦略としては、クロス円で大きな押し目があったら中長期用に買ってもいいし、秋口まではレンジ相場になりそう。ですから下で買って上で決済してと短期・中期で回転売買するのがいいんじゃないかしら。底のほうで仕込めたポジションは長期で持てばいいんだし。私もリーマンショック直後に60円台で買った豪ドルはまだ持ったままだし」

 安値で仕込めれば為替差益+スワップ益でWの利益が見込める。そういえば、池辺さんのアドバイスに基づいて売買しているお友だちはどうだったのだろう?「資金配分についてはうるさいくらいに言ってますからね。あのくらいの円高だったら、皆さん耐えられたみたいですね。ただ、『スワップがもらえるから豪ドルはいくらでも買いたいわ!』なんて言って、高いレバレッジをかけて持っていた人たちは厳しかったみたい。長期で持つならレバレッジはせいぜい2〜3倍。口座に入れるのも、『もし、なくなっても許せる範囲』までですね」
 
 資金管理に気をつけながら安値で仕込むのが長期投資の基本。では秋口までのレンジ相場ではどう勝つか。

 「私の考案した〝yukikoVチャート〞を使うのが手っ取り早いですよ。今までは皆さん、手書きするだけだったと思いますけど、春からはカネツFXで1分足から月足までのVチャートが見られるようになりましたし。私も試してみましたけど、15分足のVチャートでデイトレすると面白いくらいに勝てそうですからね」

 池辺氏に乗っかれば、大船に乗った気分でトレードできそう!



■池辺雪子氏
20代から投資を始め、’00年にFX取引をスタート。これまでに8億円以上の利益をあげている。
著書に『あの4億円脱税主婦が教えるFXの奥義』『フツーの主婦でも億万長者になれた理由』など

公式サイト:http://yukikov.jp/
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