2010/9/24 トレイダーズ証券「みんなのFX」

昨日のドル円は、日本を始めとしたアジア主要国が祝日のため東京時間は材料難となり小幅な値動きとなった。欧州時間に入るとユーロ圏の経済指標が予想を下回ったことでユーロ円を主導に対円通貨は弱含む展開となり、米国時間序盤に発表された新規失業保険申請件数の予想以上の悪化(予想:45万件、結果46.5万件)を受けて下げ幅が拡大し安値となる84.263円まで下落した。その後、中古住宅販売件数が(予想:410万件)、景気先行指標総合指数が(予想:0.1%、結果:0.3%)と共に予想を上回る結果となったため瞬間的に急反発したものの、最近の傾向通り好材料への反応は短時間に終わりすぐさま反落した。日本時間24日朝の日米首脳会談を控え、政府・日銀の単独為替介入をめぐる米国側の反応を見極めたいとの思惑もあり、一日を通して上下40銭程度の狭いレンジでの動きに終始し84.372円で取引を終えた。

ユーロ円は東京時間では膠着状態となったものの、欧州時間に発表されたユーロ圏製造業購買担当者景気指数が(予想:54.5、結果:53.6)、サービス部門購買担当者景気指数が(予想:55.5、結果:53.6)と予想を下回る結果を受けて下落した。更にアイルランドやポルトガルなどの債務懸念国の国債と独国債とのスプレッドが拡大したことで、リスク回避の動きが強まりNY時間に112.159円まで下げ幅を拡大した。欧米時間にはドル円に連れて上昇する場面もあったが、上値は重く112.326円で取引を終えた。


本日の展開


本日のドル円は朝方に行われる日米首脳会談に注目が集まっている。米議会は日本の為替介入に反発しており、オバマ米大統領が介入に対してどのような発言をするかがポイントとなりそうだ。大統領はこれまで沈黙を保っていただけに、静観する姿勢を示すとの見方が大勢をしめており、思惑通り介入を容認した場合は反発、反対に介入に対して遺憾の意を示した場合は、政府・日銀による為替介入への警戒感が薄れ円買いが優勢となる等、言及する内容次第では上下どちらにも値が跳ねる可能性を秘めている。また、米国時間には耐久財受注、新築住宅販売件数といった注目指標も控えているため一日を通して荒い値動きも想定されるため警戒が必要となるだろう。

ユーロ円はドル円同様に日米首脳会談後のオバマ大統領の発言に警戒が強まっており、内容を見極める必要があるかもしれない。大統領の発言内容によっては円主導の相場展開も予想される。また、これまでユーロドル主導で上昇を続けていたが、昨日のユーロ圏指標発表で流れが変化しているため、本日の独輸入物価指数・IFO企業景況感指数にも警戒が必要となろう。テクニカルでは、上昇が一服したことで日足一目均衡表の転換線は横ばい推移がしばらく続きそうだが、ローソクの実体が雲の上限近くまで下落していることから、雲で下げ止まるかどうかが目先の焦点となりそうだ。

[今日の予想レンジ]
ドル ・円 83.50-85.20
ユーロ・円 111.70-113.40
ポンド・円 130.50-133.40

【今日の主な経済指標】
14:30 FRF 国内総生産(GDP、改定値)[前期比]
15:00 DEM 輸入物価指数[前月比]
15:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比]
17:00 DEM IFO企業景況感指数
21:30 USD 耐久財受注[前月比]
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比]
23:00 USD 新築住宅販売件数[前月比]
23:00 USD 新築住宅販売件数[年率換算件数]

≪2010年9月23日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」
ユーロ・円  :「ブル」
ユーロ・ドル :「ベア」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円  :「ブル」
NZドル・円  :「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
日米首脳会談においてオバマ大統領が日本の為替介入を黙認するとの見方が大勢を
占めており「ブル」は継続されている。9月15日以降、介入は行われていないが、
大統領が介入を容認すれば、相場の急変同時には政府・日銀も公言通りに介入を実
行しやすくなるため上方向への期待が強まるだろう。


ユーロ円は「ブル」
反落したことでわずかながらも割安感が生まれ「ブル」に転換した。昨日発表され
たユーロ圏経済指標の悪化にも関わらず下落幅が限定されたことで反発期待が膨ら
んでいるのかもしれない。しかし、本日発表予定の独経済指標は前回から悪化予想
となっているため市場予想以上の悪化となった場合は下げ足を早める展開も想定さ
れる。


ポンド円は「ブル」
4日続落となっているが、下落幅を狭めており反発期待は継続され「ブル」となっ
た。日米首脳会談を控え円を買いづらい状況のため辛うじて下げ止まっているもの
の、イベント通過後もポンドに新たな好材料が無ければ下値を試す場面もあるかも
しれない。下値試しとなった場合の目標としては9月14日安値127.647円から9月
17日高値135.047円までの上昇に対して半値押しとなる131.347円近辺が意識さ
れる水準となりそう。


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