2010/9/7 トレイダーズ証券「みんなのFX」

ドル円は、先週末発表された米雇用統計の結果から、労働環境が懸念されていたほど悪くないことが示され、先週からの流れを引継ぎ、東京市場序盤に84.492円まで上昇したが、実需筋のドル売りが入り上値は限定的だった。欧州時間に入ると米国やカナダがレイバー・デーで休場となることから取引量の減少が意識され、欧州株が伸び悩むと利益確定の動きが優勢となり84.042円まで下落した。その後も取引意欲に乏しく積極的な売買が手控えられ、引けは84.172円となり、下値サポート84.000円、上値レジスタンス84.500円の狭いレンジ相場を形成した。

ユーロ円は、日経平均株価が大幅続伸となったことからリスク選好のユーロ買いの動きとなり、一時109円を試したが、ブレイクすることができず108.954円までの上昇となった。その後は取引材料にも欠けたことから、ポジション調整の動きが相場を主導し、108.275円まで下落、低調な取引が続き108.391円で取引を終えた。


本日の展開


ドル円だが、本日は白川日銀総裁の会見が予定されており、新たに円高是正について具体的な発言がされるかに注目が集まっており、発言次第では更なる円安ドル高の誘い水となることも想定しておきたい。また、BOJ政策金利発表も控えており、政策金利は据え置かれると予想されるが、円高バイアスが強いことから、その声明についてもいつも以上に注目される。欧州時間及び米国時間においては特に注目されるイベントなどないが、米長期国債の入札が予定されていることから、株価や金利の動きを睨んだ値動きが予想される。また昨日はオバマ米大統領が追加景気刺激策を発表した。6ヵ年計画で500億ドル(約4.2兆円、財源については確保済み)を投入し全米規模で道路や鉄道、滑走路などの交通インフラの整備を中心とした公共投資を行い雇用・景気鈍化の両面に対応するというものだ。また併せて法人の税控除強化も発表が予定されており景気の底上げが期待される。足元の景気には好材料と考えられるが、過度な公共事業は財政赤字を拡大させかねないとの懸念もある。発表時はNY市場がレイバー・デーで休場していたことから、本日の市場で好感される場合は雇用統計発表時の高値となる85円越えの水準、失望される場合は再度84円割れを試す展開が予想される。

[今日の予想レンジ]
ドル ・円 82.50- 86.00
ユーロ・円 107.00-111.50
ポンド・円 127.50-132.50

【今日の主な経済指標】

08:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査
08:50 JPY 外貨準備高
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値
14:45 CHF 失業率
19:00 DEM 製造業新規受注

≪2010年9月6日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」
ユーロ・円  :「ブル」
ユーロ・ドル :「べア」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円  :「ブル」
NZドル・円  :「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
時間外の米株価指数が小高く推移したこともあり、前週末からのリスク志向が保たれポジ
ションは「ブル」だ。昨日はレイバー・デーで休場となったため、NY市場の取引参加者に
とっては本日が雇用統計後の週明けの取引となる。休場中に発表したオバマ米大統領の50
0億ドル規模の公共投資についての反応も未知数であることから、本日は上下に振れやすい
値動きとなるかもしれない。


ポンド円は「ブル」
英エンジニアリング事業者連盟(EEF)の四半期調査によると、英製造業の新規受注額や生
産量が伸びているようだ。ポンド安により輸出が進展しており、対中東や対東アジア向け
の輸出が特に好調となっているようで、ポジションは「ブル」となっている。しかし、明
日に控える英国債の大量償還に絡んだ売り観測も出てきており、方向感の見えづらい展開
も予想される。


豪ドル円は「ブル」
一時77円を割り込む場面も見られたが、その後は買い戻しも入りポジションは「ブル」。
本日、豪中銀による政策金利発表が予定されているが、金利については据え置きが確実視
されており、今回も声明の内容に注目が集まっているようだ。直近の経済指標は強く声明
のトーンが強目なら市場の期待感は高まるかもしれないが、年内の利上げ観測は後退して
おり、今回もスタンスに変化はないとの見方が大半となっていることから上値を追いには
注意が必要となるかもしれない。


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