個別銘柄なら、短期間で何倍にもなる可能性も!



 2つ目のETFは、株式市場に上場され、株と同じように売買できる投資信託だ。特に、インデックス連動型のETFの場合、一般の投資信託に比べて売買コストが低いことがメリットとなる。

 ただし、現在日本では、ブラジル株式指数上場投信の1銘柄しか上場されておらず、選択肢が少ない。ニューヨーク証券取引所に上場している海外ETFなら、ボベスパ指数に連動するタイプのもの(iシェアーズMSCI ブラジルインデックスファンドなど)が楽天証券などで買えるので、こちらを選ぶ手もある。国内ETFよりは売買手数料が高くなること、米ドルでの取引になることが欠点だが、信託報酬は安い。

 3つ目のADRとは、米国外の企業が米国において資金調達を行うために発行する有価証券で、米国における外国株式に近いものだと思えばいい。日本では、楽天証券、岡三証券などが、ブラジルADRの取り扱い銘柄が比較的多い。

 そして最後の個別株は、サンパウロ証券取引所に上場している銘柄を直接売買するものだ。現在、ニュース証券のみが取り扱っている。取り扱い銘柄は、ボベスパ指数を構成する約が、信託報酬は安い。

 3つ目のADRとは、米国外の企業が米国において資金調達を行うために発行する有価証券で、米国における外国株式に近いものだと思えばいい。日本では、楽天証券、岡三証券などが、ブラジルADRの取り扱い銘柄が比較的多い。

 そして最後の個別株は、サンパウロ証券取引所に上場している銘柄を直接売買するものだ。現在、ニュース証券のみが取り扱っている。取り扱い銘柄は、ボベスパ指数を構成する約50社。

 「サンパウロ証券取引所では、ボスペパ構成銘柄以外の銘柄は、流動性が非常に低く、実質的には構成銘柄だけ取引が行われているのに近い状況です」(二本氏)

 ADRと個別株については、当然ながら銘柄選びが重要なポイントになる。しかし、なじみの薄い海外企業であるため、英語の情報をある程度自分で集める覚悟も必要だ。しかし、その点を克服すれば、投信とは比べものにならない、大きなリターンを得る可能性もあるのが、これらのメリットだ。代表的な銘柄の中から、二本氏と永石氏が「特に注目したい」という銘柄を下表にまとめてみたので参考にしてほしい。



【今回お話を聞いた3人の先生】
■二本章 氏
ブラジルの個別株を日本国内で唯一買うことのできる「ニュース証券」の調査機関・ニュースアセットマネジメント社長。
ブラジル、ロシア、ベトナム、タイ、ドバイなど、新興国市場の専門家。


■永石修一 氏
日本で唯一の「ラテンアメリカがわかる公認会計士」。
中南米の経済、投資事情について触れたブログ「ラテンって何やねん!?」
http://southamerica.dgblog.dreamgate.gr.jp


■篠田尚子 氏
リッパー・ジャパンのファンドアナリスト。
国内銀行で個人向け資産運用相談業務などを経験。豊富なデータを分析し、個人から機関投資家まで、役立つファンド分析を提供している。