【端株取引】
株主優待で高利回りをゲット
コツコツ1000円ずつ積み立てられるサービスも


 CFD以外にも株式を1000円単位で購入できる方法はある。ネット証券が提供する端株(単元未満株)取引だ。

 端株取引は、文字どおり単元に満たない1株単位から取引できるもので、SBI証券の「S株」、カブドットコム証券の「プチ株」、野村證券のネット取引サービスである野村ジョイ(旧ジョインベスト証券)の「まめ株」などがある。

 ほかに小額で株が買える取引としては「ミニ株」があるが、ミニ株の取引単位は単元株数の10分の1となっており、単元株数が10株以上の場合は端株取引のほうが少ない投資額で始められる。

 しかも、ミニ株を持っていても株主優待を受けることはできないが、端株なら保有する株数に応じて優待まで受けられるのだ。

 「株価の安い端株を買って、株主優待の権利を得ると、予想以上の利回りをゲットできることもあります」と語るのは前出の三空氏。

 「例えばホンダの場合、保有株数にかかわらず全株主に同社が運営するレジャー施設『ツインリンクもてぎ』『鈴鹿サーキット』の優待券を1枚提供していて、それをネットオークションに出せば1000円前後で売れます。ホンダの3月11日時点の株価は3270円ですから、何と30%以上もの利回りになるんですよ」(同)

 平均的な株式配当利回りが、せいぜい2〜3%であることを考えれば驚異的。これも1株から買える端株取引ならではのメリットだ。

 とはいえ、敵(?)もさるもの。通常は単元株数以上の株主だけが優待対象で、端株の株主にまで施してくれる企業はそう多くない。

 だが、「株主優待のガイド本や、『Yahoo!ファイナンス』で細かく調べ上げれば、端株の株主も優待してくれる会社は必ず見つかります。優待対象が『全株主』となっている企業であれば、権利を得ることができます」(同)

 ちなみに三空氏は、「高価な優待サービスをやめた途端、利回りを取る魅力がなくなって、株価が急落した企業がいくつもあります。株主優待の価値は、株価を下支えする力にもなっているのです」と言う。

 端株取引では、投信の積み立てと同じように月々1000円程度から持ち株を増やすこともできる。

 積立額は毎月自動的に銀行口座から引き落とされ、知らない間にどんどん株数が膨らんでいく仕組みである。

 コツコツ積み立てれば、やがては単元株数に届き、堂々と株主優待の権利を享受できるようになるかもしれない。



■三空氏
5年間の日本株投資で2億5000万円を稼いだ後、’08年から本格的にCFDを開始。
わずか1か月で800万円を4500万円に増やす