「もともとは司法試験の勉強をしていたんですが、FXに興味が移ってしまい、そのまま専業トレーダーに。もともと朝から晩まで法律の勉強をしていましたから、その時間をそのまま相場の勉強にシフトしました」と話すのは、テクニカルアナリストのバカラ村氏。そのブログは著名FXブロガーにも読者が多く、玄人好みのFXトレーダーだ。その裏付けとなるのは、「休みなく一日12時間ほど、相場の勉強を続けました」という圧倒的な知識量。

 「初心者にとって重要なのはフォーメーション分析、つまりチャートの形を見ることです。ダブルトップやヘッド&ショルダーなど、チャートにはいろいろな形がありますが、わかりやすいのはトレンド継続を示す『フラッグ』というパターン。トレンドが出ているとき、トレンド方向にポジションを建てて、できるだけ利益を伸ばすのが勝ちやすいやり方です」

 トレンドが出ていても相場は一直線には動かない。上がって休んでまた上がってと、小休止を挟んでトレンドが続くこともしばしば。この小休止とトレンド再開を教えてくれるのが、フラッグだ。

 「フラッグとは『旗』。チャート上に旗がなびいているように見えるところから付いた名前です。図は下落トレンド中のフラッグですが、下の斜め線を割ったら売りです。もし上昇トレンド中のフラッグなら、斜め線が右下がりになり、上の斜め線を越えたときが買いで入るタイミングになります」

 と、ここまでは投資の教科書に書いてある一般論。バカラ村氏の勉強の成果が発揮されるのはここからなのだ。



フラッグの特徴は「1~3週間」と「5回の上げ下げ」



 「過去のチャートを見ると、フラッグにはいくつか特徴があります。まず形成期間はだいたい1~3週間がメド。フラッグっぽい形になったら、1~3週間以内にブレイクするんじゃないかと身構えてください。フラッグができると2本の斜め線の間を小さく上がり下がりしますが、この上がり下がりはだいたい5回になることが多いのも特徴です。数え方には慣れも必要ですが『下がって上がって下がって上がって下がって』と5回の上がり下がりがあったら『次でブレイクするのでは』と、準備してください」

 「いつブレイクするか」はこれでOK。トレンドが再開したらトレンド方向にエントリーしてみよう。

 「利益確定のターゲットですが、『トレンドが始まった時点からフラッグまでの値幅』が目安です。トレンドが始まってからフラッグまでの間に約900Pips下がりましたから、フラッグをブレイクしたらブレイクした地点より900Pips下がターゲットになります」

 フラッグの期間中は「トレンド反転か!?」と、買う人も出てくる。彼らもフラッグを下抜けすると「なんだ、トレンド継続か」と買い注文の損切り(売り注文)が集まり、さらにフラッグに注目していた人の新規売りも出てきて、一気に下げが加速するのだ。

 「途中で含み益が発生すると、すぐに利食いしたくなりますが、市場の雰囲気が変わらない限りは、利確ターゲットまで我慢してください。FXでは損小利大が基本です。フラッグをブレイクしたと思っても、もとのフラッグの範囲に戻ってきてしまい損切りさせられることだってあります。フラッグを使ってのトレンド順バリでは、勝つときに大きくとらないと、トータルで利益が残りませんから」

 日足チャートでフラッグを探してトレードすれば、一日一回くらいしかチャートが見られない人でも勝てるはず!


■バカラ村氏
FXトレードを職業とする専業トレーダー。
金額は非公開ながら毎月600pips前後の利益をコンスタントに獲得する腕前は超一流。
http://fxgaitame1.blog89.fc2.com/