「FXで勝つためには勢いを読むことが大事。初心者でも簡単に値幅を取れるのは、相場に勢いがあるときですから。そのときだけを待ってトレードすることで、損失を大きく減らせます」

そう話すのは、主婦業の合間にFXトレードを行うえつこ氏。毎月初めに資金10万円でトレードを始めて、月末には「サラリーマン5年目くらいの年収分」ほどを稼いでしまうというスゴ腕トレーダーだ。その手法が相場の勢いを重視した“くのいちトレード”。でも、相場の勢いってどうしたらわかるのか?



「相場の勢い」を読むにはADXとボリンジャーバンド


 「パッと見て『右上がりだな』『右下がりだな』と気づきますよね」

 ……わかりません。上昇中と思って買ったらダダ下がり、そんなことの連続です(涙)。

 「そうなんです。勢いを主観的に判断してしまうのも、初心者の悪いクセ。客観的な指標を使うと、負けを減らせます。私が見ているのは主に2つのテクニカル指標。1つがADXDMIです。これはトレンドの強弱を見るためのテクニカル分析で、ADXが上に向き始めたときがトレンドの発生で、下に向き始めたときがトレンドの終息を意味します」

 ADXDMIは3本のラインで構成されており、+DI、-DIというラインもあるが、この2本は無視。ADXだけを見るのが“くのいちトレード”。えつこ氏が取引する通貨ペアは英ポンド/円。チャートは5分足を開いてみよう。

 「ADXを見るときの目安となるのが18と38。ADXは18が底になりやすいため、18から反発してきたら勢いが出てきたと判断し、エントリーの条件①となります。そうしたら次に、ボリンジャーバンドの2σを見てください」

 数あるテクニカル分析のなかから、えつこ氏が検証して選んだのがADXDMIとボリンジャーバンドの2つ。この2つを見ていれば、値動きの勢いが出てきた瞬間をバッチリ摑まえられるのだ。

 「ボリンジャーバンドの上下のバンドの幅も拡大してきたなと思ったら条件②も満たしますから、エントリーです。相場が動いている方向についていってください。チャートが下向きに動き始めたら売り、上向きなら買いです」

 値動きが小さいとき、ボリンジャーの上下幅は小さくなる。ただ、為替レートはいつか動き出す。そのとき、ボリンジャーは上下幅が急拡大して、勢いが出てきたことを教えてくれるのだ。

 「ですから、ADXでもボリンジャーバンドでも、見ているのは、相場の勢いが出てきたかどうか。それを2つのテクニカルで確認することで、精度を高めるんです」

 ADXが18で反発してきたら値動き拡大の合図1、ボリンジャーの上下幅も拡大してきたら合図2、この2つの条件が揃ったら、初心者でも勝ちやすい勢いのある相場になりつつあるということだ。



■えつこ氏
毎月10万円で始めて月末には数百万円まで増やすことを繰り返す主婦トレーダー。
5月にパンローリングからFX本を出版予定。
http://etsuko838.blog46.fc2.com