
杉田先生の指導を受け、急に自信が出てきた僕。勢いそのままに、いよいよリベンジマッチを開始した!
まずは、チャートは日足から表示させて明確なトレンドが出ている通貨ペアを探す。もちろん、米ドル/円には目もくれない。
「ローソク足は多めに表示させたほうがよいでしょう。ローソク足が少ないと、木の枝だけを見ながら『ここはどんな森なのかな?』とつぶやいているようなもの。トレンドという森全体を把握するためには、最低100本ぐらいのローソク足を表示させてください」
FX先生がそう言っていたことを思い出す。今までは1分足で、しかもローソク足が30本も出ていなかったチャートを見ていたことを考えると、いかに自分が無防備なまま、相場にいたことをしみじみ実感する……。
色々な通貨ペアを物色すること数十分。しかし、なかなかトレンドが出ている相場を見つけられない。レンジの展開が続くが、そこはじっと辛抱することにした。
「トレンドができていないときは、誰がやっても難しい。トレードを休むべきです」
その教えがあったので、手を出さずに我慢することができた。
勝率5割、少額ながら利益も残せた!
わかりやすい形のチャートを探しているうちに、ポンド/米ドルがレンジから下降トレンドになりはじめている。日足→4時間→1時間→15分と刻んでも、トレンドが確認できる。さらに、ラインを引けそうなポイントも発見。直近の安値にサポートライン(左上図①)を引き、さらにそこから一時上昇した高値にレジスタンスライン(左上図②)を引いた。「相場で大事なのはこのポイントをブレイクしたら、ここまでいくだろうと物語を描くことです」
そのFX先生の教えを元に「①のラインから反発し、②のラインで押し戻されている。なので、①のラインをブレイクしたらそのまま下降していくのでは?」と予測。
ちょっとした根拠を持って考えられたあたり、成長した証拠なのか。動かざること山の如し。サポートのブレイクを待つことにした。
しばらくたつと、ポンド/米ドルに値動きが出てきた。サポートを突破したことを確認し、すぐさま売り注文(左下図)を入れる。すると、思っていた通りに値動きはみるみる下降。しかし、重要なのはここから。決済のタイミングはRSIの動き。それを判断するため注意深く見守った。

しかし、相場は若干のレンジ模様。値を下げた後で、反発の買いが先行している。RSIは30以下。意を決して、そこで決済することに……。確かにFX先生の教えで確実に一勝することができのだが、喜んでいると先生からピコピコハンマーが飛んできた。
「ちゃんとロスカットをエントリーしたラインに設定する!」
すいません。でも先生、それはどこから出したんですか……。
その後も、相場は下降トレンドが継続。「もうちょっと保持していれば……」などと思っても後の祭りだ。しかし、その後も何度か失敗を繰り返しつつ、なんとか勝率5割達成。これで初級だ!

杉田先生からの「贈る言葉」
最初のダメっぷりからすれば、ずいぶんと上達しましたね。ここまでできたのなら、脱・初心者と言っていいでしょう。あとは10回に一度でいいので、大きく利益を出すことが、次のステップ。利益を大きく、損を少なくすることは「損小利大」と言ってFXの鉄則ですよ。

■杉田勝 氏
FXスクール『Win-Invest/Japan』会長。
ロンドン在住の元ヘッジファンドマネージャー。
今まで何人もの専業トレーダーを育成してきた。
著作に『FX先生』(小社刊)がある。









