トレンドの次は、サポートラインとレジスタンスラインを教えましょう。そもそも、なんで通貨は上がると思いますか?」

 えっと……『みんなが買うから上がる』ですよね?

 「その通り。売り手よりも買い手が多い状況ならば、上昇トレンドができます。けれど、ずっと上がり続けることはなく、いつか値動きは止まります」

 その止まるところが高値となり、トレンドは反転し下がっていく。 

 「そこでラインの出番となります。チャートにある過去の安値・高値に着目して、平行線を引いてみましょう。このチャート(下図)ならこのように引くことができます。その平行線が値動きのポイントとなっているのがわかりますか?」

 確かに、平行線をよく見るとそれを境に上昇が止まったり、下落が跳ね返ったりしている。この高値を結ぶ平行線をレジスタンスライン、安値を結ぶ平行線をサポートラインと呼ぶ。

 「高値ができたということは、そのレートで買い手よりも売り手が増えて上昇が止まったので、次もまたその値で止まる可能性があるということなんです」

 ただし、必ず止まるというわけではないのが重要。レジスタンスを越えて上昇することもある。これを「レジスタンスをブレイクする」という。

 「レジスタンスをブレイクするときが初心者にとってチャンス。だから、新しい高値だとおびえずに買えばいいんです。今度はさらに上にある高値がレジスタンスとして機能し、レジスタンスだったラインがサポートになる。そうして次々に水平線の役割が入れ替わりながら、相場は動くんです」

 反対にサポートを割ったら、逆に考えて売りで入ればいいということ。「ブレイクの瞬間を狙え」ですね、先生!




■杉田勝 氏
FXスクール『Win-Invest/Japan』会長。
ロンドン在住の元ヘッジファンドマネージャー。
今まで何人もの専業トレーダーを育成してきた。
著作に『FX先生』(小社刊)がある。