専業トレーダーを続々輩出する、あの「FX先生」が

悩める初心者に救いの手を伸ばす!


投資経験ゼロの本誌編集Aがなけなしの10万円をはたいてFXに参戦。ところが、連戦連敗でいいところナシ。そこで巷で噂のFX先生こと杉田勝氏に弟子入りした!果たして、結果はどうなるのか——


編集Aのダメトレード履歴


 「FXって、いくらあればできるんですか?」

 そんな質問さえしてしまう超ド素人の僕に、編集部から下された指令は「一人前になれ」という曖昧なもの。仕方なく口座を開設し、早速取引をしてみた。

 ところが、チャートを開いても見方がよくわからない……。とりあえず米ドル/円を買ってみたものの、買った瞬間から価格は下がり始め、みるみる損が膨らんでいく(図①)。怖くなった僕は慌てて、損切り注文を入れようとするが、慣れない画面のために、どうしていいかわからずオロオロうろたえる。なんとか決済ボタンを探し、マイナス1万円で損切り。

 「これだけ下がったのだから、まだまだ価格は下がるだろう」と思い、反対に売りを入れる。しかし、一転して上昇に(図②)。下がってほしいと祈りを捧げるが、その兆候はまったくない。またもやパソコン画面には、赤字が躍るハメとなる。1万円の損が出たところで、泣く泣くまた損切りした。

 その後も、小さくは勝つことはあれ連敗続き。10万円から始めた資産はあっという間に約6万円となり、このままでは、原資をすべて溶かすのも時間の問題だ。すると、見かねた先輩が「FX先生」の存在を教えてくれた。

 藁をもすがる想いで、FX先生のもとに行くことを決意した僕。こうしてリベンジを誓い、旅立つのだった。



 「FX先生」こと杉田勝氏とは、FXトレーダー育成事業を展開するWin-Invest/Japan会長。彼の教えを受けて独立した専業トレーダーは数知れず、そこでついた異名が「FX先生」だ。

 早速ですが先生、連戦連敗のボクのトレードはどこがダメなんでしょうか……?

 「トレード②が顕著な例ですが、キレイに相場の天底を摑んで負けていますから、これは何とも初心者にありがちな結果になりましたね。トレードで勝つためには、自分のなかでちゃんとしたルールを決めることが必要です。チャートは何分足を見てたんですか?」

 1分足と15分足だけを見て、売り買いしていたのですが……。

 「それじゃ勝てませんよ。短い時間のなかで売り買いをしすぎです。それに、トレード回数も減らしたほうがいいですね。取引履歴を見ると2時間の間に7回も取引していますけど、そんなにトレードする必要はありません。一日に2〜3回のトレードで十分に利益を出すことはできます」





初心者は米ドル/円以外を取引すべき!!



 さらに杉田先生の容赦ないダメ出しは続く。

 「そもそも君は経験値がないに等しいんですから、米ドル/円はやめたほうがいいですよ。なんでこの通貨ペアを選んだのですか?」

 なんとなくみんなコレでやってそうな気がしたので……。

 「その先入観がいけません。初心者はみんなその認識で最初は米ドル/円に手を出すのですが、実は米ドル/円は最もトレンドが出にくい通貨ペア。それで相場を見極めるのはプロだって難しいんです。実際、私も米ドル/円は全然トレードしませんよ」

 初心者はついつい聞き慣れた米ドル/円を取引しがち。だが、一日の値動きが小さい米ドル/円では、FX先生でもなかなか値動きが摑めないのだという。

 では先生、初心者が取引しやすい通貨ペアは何なのでしょうか?

 「極論を言ってしまえば、トレンドがハッキリ出ているものならなんだっていいんです。ただ、選ぶならドルが絡む通貨ペアはわかりやすいと思いますよ。ほかには、最近だと、比較的ユーロ/ポンドあたりが、綺麗なトレンドが出やすいですね」

 米ドルやユーロ、英ポンドなどのメジャーな通貨同士の通貨ペアから、好きな通貨ペアを選べばよい。通貨ペアは自分が「取引しやすそう!」と思えるフィーリングが大事ということだ。

 ただ先生、今さら聞きにくいのですが……。さっきから言ってる「トレンド」って一体なんでしょうか?

 「何、それも知らないんですか?じゃあ、ここからはトレンドの見方も含めて、実戦的なテクニックをレクチャーしていきましょう」





■杉田勝 氏
FXスクール『Win-Invest/Japan』会長。
ロンドン在住の元ヘッジファンドマネージャー。
今まで何人もの専業トレーダーを育成してきた。
著作に『FX先生』(小社刊)がある。