指標発表時などで出現した〝龍のヒゲ〟を狙うべし!



 また、なぎさ氏はトレード同様に、見ているチャートもシンプル。

 「せいぜいサポートラインやレジスタンスラインを引くくらいですね。難しいテクニカル分析は一切使っていません」

 このサポート、レジスタンスを使ったスキャルピングは、『ドラゴントレード』のもうひとつの主力。ここで狙うのは〝龍のヒゲ〟。静かに舞っていた龍が動き出し、ヒゲが伸びたところを狙う。(前回[ドラゴントレード]その2 極意②の図参照)

 「わかりやすいところで入るのがスキャルの基本。サポートやレジスタンスをブレイクして強いトレンドが発生したときは非常にわかりやすく、スキャルしやすい

 ただしサポート、レジスタンスのブレイクにはダマシも多い。そうそううまくいくのだろうか。


 「1分足のローソク足の勢いも見て判断します。『足が速い』、つまりローソク足が一気に実体を長くしていくようなら、値動きの勢いが非常に強い。スキャルで勝ちやすいのは、こういうとき。逆にヒゲをつくりながら、ダラダラとブレイクしていくような値動きだと、負けることが多くなります。この辺りは経験の積み重ねにもなってきますが、ローソク足から値動きの勢いを感じることが大切」

 なぎさ流ではローソク足は「時間」と「値幅」だけでなく、「速度」も重要な要素。ローソク足の速度が最高潮に達するのは、やはり経済指標の発表時だ。



絶好のチャンスとなるクロス円の〝ナイアガラ〟


 
 「サプライズがあれば、大きく動きますから、足の速度を見ながらどんどん建て増ししていきます。5秒後の値動きを推測する、もっとも参考になるのはこの速度ですから。速いようならかなりの確率で5秒後も同じ方向に動く。足が緩やかになれば、反転するか値動きが止まるということだから、ポジションを持っているなら決済する。値動きがなければ、スキャルのしようがありません。一番イヤなのはダラダラと方向性の摑めない相場。逆に好きなのは『ナイアガラ』ですね」

 ナイアガラとは、なぎさ用語で、クロス円の暴落。相場は上がるときはゆっくりで、下がるときはナイアガラ瀑布のように一気にズドンと下げる。トレンドが明確で、動きも急だ。ということは、スキャルパーにとって、ナイアガラの滝を龍が駆け降りる瞬間は絶好の稼ぎ時となる。


 「相場の動きには、クロス円主導で動く相場と、ドルストレート主導で動く相場があります。取引は米ドル/円中心ですが、それ以外の主要なクロス円通貨やドルストレートのチャートも見ています。ユーロ/円と米ドル/円など、クロス円同士で値動きが似ることもありますから」

 早朝のレンジとサポート、レジスタンスを抜けて動き出したときの瞬間的な値動きを狙う。2匹の〝ドラゴン〟で億を目指すべし!









■なぎさ氏
愛知県在住。パチプロからFXトレーダーに転職。スキャルに転向し2年弱の間に億を稼ぎ出す。今もっとも注目を集めるトレーダー。
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