2009/11/3 EMCOM証券「みんなのFX」

昨日の為替相場は、米ノンバンク大手CITグループの経営破綻を背景としたドル売りが継続する流れとなり、ドル円は一時89.178円まで、ユーロ円は130.988円まで下落した。その後の東京市場及びロンドン市場では動意に乏しい展開が続き、ドル円は90円付近、ユーロ円は133円付近でのもみ合いが続く展開となった。

しかし、ニューヨーク市場の時間帯に発表された米ISM製造業景況指数が3年半ぶりの高水準となったことで、米景気先行きへの期待感が広がり、円買いの流れが反転。ドル円は一時90.694円まで値を戻し、90.310円で取引を終えた。ユーロ円も134.521円まで値を戻したものの、NYダウが軟調な動きとなったことで、133.405円で取引を終える形となった。

豪ドル円もリスク回避の資源国通貨売りにより、他のクロス円同様上値の重い展開を強いられる展開が続き、一時、79.450円まで下落。しかし、強い米国の経済指標の結果を受けたことで、81.637円で取引を終えた。

さて、本日の為替相場であるが、東京市場の時間帯の注目イベントは豪準備銀行(中央銀行)の政策金利発表であろう。0.5%の追加利上げの可能性が強く囁かれていたのも束の間、商品市場の調整局面入りや世界的景気回復に対する不透明感の再燃、そして先日の米金融機関の破綻等を受け、追加利上げに対する期待感も薄れつつある。本日の豪州政策金利は0.25%の上昇と予測されているものの、据え置かれる可能性も否定できず、据え置きとなれば強い豪ドル売りとなる可能性があり十分な注意を払いたい。また、先週序盤までは0.5%の利上げ幅との憶測が強かったことから0.25%の利上げ幅が決定されても、リスク回避の資源国通貨売りに傾きやすい状況を鑑みれば、上値の重い展開が強いられる可能性も否定できない状況であることは
念頭に入れておきたい。

ドル相場に関しては、明日以降に控えている米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計発表、そして週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を待っての様子見相場の展開が予想されそうだ。ドル円は先週末90円台まで急落した後の反発が予想されていた中、昨日は結局90円台前半で引けたことから、明確な方向性が見出せるまでは上値の重い展開が続くと考えるほうが無難であろうか。

[本日の予想レンジ]
ドル ・円  89.00- 91.00
ユーロ・円 129.50-135.50
ポンド・円 142.00-151.00

【本日の主な経済指標】
12:30(豪)豪準備銀行理事会(政策金利)
00:00(米)製造業新規受注[前月比]

さて、マーケット参加者のポジションは......

≪2009年11月2日クローズ時点≫

ドル・円   :「ブル」
ユーロ・円  :「ブル」
ユーロ・ドル :「ベア」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円  :「ブル」
NZドル・円  :「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
米ノンバンク大手CITグループの経営破綻を背景としたドル売りが継続するも、ISM製造業
景況指数が予想を上回る内容となったことで、ドル買いが強まったことを受け、参加者は
「ブル」を選択。明日以降の米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計を見据えての
ポジションテイクとなろうが、上値の重い展開が続く可能性が高く、注意が必要だ。


ユーロ円は「ブル」
リスク回避の流れからユーロ円は下落基調となっている。参加者は「ブル」を選択している
ものの、一段の下値模索との状況も念頭に入れておきたい。また、対ドルでのユーロ売りが
ユーロ円相場の足かせとなる可能性も高いため、ユーロドル相場の動向にも注目したい。


豪ドル円は「ブル」
参加者は本日発表予定の政策金利発表での利上げ期待から「ブル」を選択している模様。し
かし、商品市場の調整局面入りや世界的景気回復に対する不透明感の再燃、そして先日の米
金融機関の破綻等、追加利上げに対する期待感も薄れつつあるため、慎重な判断が求められ
そうだ。


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