中長期のポジションであっても、相場の動向を見極めて、なるべく安く買い始められれば有利になる。そのためのポイントは?

 「一目山人が延べ2000人の学生を動員して7年以上の歳月をかけて完成させた理論が役に立ちます。一目山人というと、一目均衡表の雲や転換線ばかりが注目されますが、『日柄分析』も役に立つんです。彼が重視したのは『9・17・26』といった数字」

 いわゆる均衡表の「時間論」がコレ。でも、数字だけ教えられても何のことやらサッパリ……。

 「説明を始めればキリがありませんが、まずは単純に日足で際立った高値・安値が何本おきか数えてみるだけでも、その効果がわかります。高値と安値の間などが、26日おきに近いペースになっていませんか」


 確かに26日おきに近いペース、あるいは9日、17日といった間隔で高値・安値ができている。

 「前回の高値が20日前で、相場が落ちてきているのなら、『26日目くらいで底になるかな』と推理したりできますよね。揉みあいが続いているようなら、『もうレンジになって17日目だから、そろそろ抜ける』と考えることだって、できます」

 ただ、時間論は天底の目安になっても具体的な値幅までは教えてくれない。それを推測するには池辺氏が得意とする「倍加法」を使ってみよう。

 「図はユーロ/米ドルの日足ですが、レンジを抜けたときが売りのポイント。ここは本にも書いたサポートライン割れやRSIのクロスなど、どんなテクニカルでも売りのシグナルが出ていました。問題はどこで利食うかですが、倍加法だと2つのポイントが見えてきます」

 倍加法では、最近の値幅を基準にして未来の値幅を予測するのが基本的な考え方。面倒な計算は一切不要なのが魅力だ。

 「ひとつめの基準となる揉みあい中の高値と安値の幅。レンジを抜けたらこの幅と同じだけ動くと考えて、利益確定の注文を入れておくんです」

 でも、このやり方だと、レンジの幅が狭いとき、思ったほどの利益が得られないのが難点。そこで2万通貨、4万通貨と取引数量を偶数にして、このポイントでは半分だけ決済してみよう。

 「残り半分はもう少し遠目に利食い注文を設定します。目安となるのはトレンドが始まったときの高値から揉みあい中の安値までの幅。揉みあいを抜けたら、揉みあいなかの高値からこれと同じ幅だけ落ちると考えて、注文を入れてください。再び揉みあいに戻ってしまうようなら損切りです」

 安値で買えたポジションは含み益を温存しながら、含み益を原資にしたスウィングトレードでさらに利益を積み重ねるのが池辺流。倍加法&時間論を武器にすれば、利益を伸ばして勝ちまくれそう!



■池辺雪子氏
20代から投資を始め、’00年にFX取引をスタート。これまでに8億円以上の利益をあげている。
著書に『あの4億円脱税主婦が教えるFXの奥義』『フツーの主婦でも億万長者になれた理由』など




池辺氏がすべての手法を明かす!


 「今年は『10億円稼いだおばあちゃん』を目指す(笑)」と意気軒昂な池辺氏。デイトレードからスウィングトレード、それにスワップ狙いの中長期投資まで何でもござれな池辺氏だけに、遠からず10億円は達成しちゃいそう。
その池辺氏が、20年以上の相場経験で培ってきた投資理論を、取引スタイル別に解き明かす書籍を刊行した。倍加法や時間論についても、詳しく説明してくれていたり、池辺氏秘蔵のオリジナル分析法「yukikoV チャート」についても、深く踏み込んで教えてくれているので、「FXで勝てない」とお悩みの方はぜひご一読を。10億円の手法が真似できるかもしれない!

『あの4億円脱税主婦が教える FX勝利の真髄』(小社刊/1680円)。
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