「世界の最終的な価値基準は金しかないんです!」

エン・スパ秋号に続き登場していただいたのは、カリスマFXトレーダーである杉田勝氏。今回も、その光り輝くゴールドバーを握りしめながら、金相場について力説していただいた。

「'29年の大恐慌でアメリカの株価が89%下落した際、唯一値上がりしたのが金鉱山の株価だったことは前回お話ししました。古くは物々交換の時代の終焉とともに、真っ先に世界の価値基準となったのが"金"。貨幣や証券などは、歴史的に見れば日が浅く、どうあがいたところで、絶対的な価値基準にはなりえません。貨幣は国が潰れれば終わりですし、株も会社が潰れれば終わり。しかし、金は絶対に潰れませんから

さらに、その圧倒的な安定性に加え、現在、金相場は天井知らず。11月20日現在、ニューヨークの金価格は1オンス=1141.90ドルと5営業日連続で最高値を更新中である。一時は上げ止まり感のあった相場が、ここにきての急騰。一体どこまでいってしまうのだろうか……。

一時的には1400ドルくらいまで上昇するかもしれません。ですが、今後反発して急落する局面がくるのは確実です。というのも、ドルと金相場は逆相関の関係にありますから、ドル高になれば金価格は下落する。その時期は、意外と近い将来だと思いますよ」

というのも、現在、米ドルの政策金利は0.25%と低金利政策を維持し続けているため、これを利用したドルキャリー・トレードが投資の中心となっている。しかし、このままドル安が続けば、どこかで必ず金利を引き上げざるを得ない状況がやってくる。そのときがドル暴騰、つまり金価格急落のXデーというわけだ。

しかし杉田氏は、さらなるバブル到来を指摘。たとえ損をしても金を買い続けるべきだと断言する



ドル崩壊で、「1オンス=1万ドル」超えも!?



将来的にドルが世界の基軸通貨足りえなくなる可能性は充分あります。そうなれば貨幣の信用力は崩壊し、ハイパーインフレがやってくるでしょう。そして、そのときこそが、金の真価が発揮されるときなのです。貨幣や証券の価値は信用力に基づいていますが、金の価値はその存在自体に付随するものです。世界中が金を欲し、価格は何万ドルの単位にまで達するかもしれません。ゴールドバブルの到来ですね。あくまで可能性の話ではありますが、そこまで見据えれば、むしろ金価格が急落したら、金の買いどきなのです

もちろん底値で摑むのは至難の業。だからこそ、今からでも純金積み立てでこつこつ投資していくことが重要なのだという。

「今、世界各国は金の保有量をこぞって増やしています。世界的に見て、金投資に消極的なのは日本くらいのものでしょう。日本は政府も国民も〝なんとかなるんじゃないか〞と楽観的な見通しを持ちすぎですね。海外では、10代の頃から当たり前のように金投資を始めています。彼らから見れば、日本人はみんなで破滅するのを待っているように映っていますよ」

'46年の新円切り替えで、債権や紙幣が紙切れ同然になったことを思い出すべきだと杉田氏。金投資は、不安定な社会を生き抜く自己防衛術なのだ。また、最後に忘れてはいけないのが、投資対象外の金の魅力。そう、その金色のオーラの魔力である

「素晴らしい人と会うと、自分の人生まで輝かしいものになったような気がしますよね。そうした人からは、金のオーラが出ているんです。そして、そのオーラと同じものが、ゴールドバーからも発散されています。つまり、言葉遊びでもなんでもなく、ゴールドは運気を呼び込んで、人生を輝かせてくれるんですよ

嘘か真か、それは実際にゴールドバーを手にした者にしかわからぬ魅力。是非、アナタの手で確かめてほしい。


杉田勝氏
FXスクール『Win-investJapan』会長。
ロンドン在住の元ヘッジファンドマネージャー。
数多くの優秀なとレーダーを育成してきたことから「FX先生」と呼ばれるように。
著書に『FX先生』(小社刊)など