2009/10/15 EMCOM証券「みんなのFX」

昨日のドル円は先日までのドル安の流れを引き続き、上値の重い展開に。また、本邦株式相場の軟調な動きやNZ財務相の「NZドルの上昇が懸念される」との発言を意識したクロス円の下落に連れ、一時88.833円まで下落した。ユーロ円もリスク回避の流れから上値の重い展開となり、一時132.242円まで下落した。

しかし、ニューヨーク市場の時間には、米企業決算が相次いで予想を上回ったことで欧米株価が大幅に上昇。加えて、NY金先物相場が史上最高値を更新し、WTI原油先物相場が年初来高値を付けたことも投資家のリスク選好を下支えする形となり、ユーロ買いや対円でのドル買いが強まった。ドル円は89.897円、ユーロ円も133.796円と14日高値を更新した。その後、クロス円は反落する場面も見られたものの、景気先行きに対して前向きな内容であった米連邦公開市場委員会議事要旨の内容を受け、再び盛り返し、ドル円は89.402円、ユーロ円は133.417円で取引を終えた。

依然として上値の重たさを意識せざるを得ない状況が続いているドル円であるが、昨日は90円台をトライすることもなく、続落。リスク許容度が回復すると「円安・ドル安」という、円とドルの連動が続いており、好調に上昇する欧米株式市場の割には戻りは鈍い。89円台を中心としたレンジ相場を抜け出すには、「相対的に」ドルを買い進められる状況を見出せなければならないと考えられる。本日は消費者物価指数や新規失業保険申請件数の発表が控えているものの、ポジティブな内容であってもドル買いを推し進められるだけの材料にはなりにくそうだ。本日も89円台を中心とした狭いレンジでの値動きが予想される。

一方、5連騰のユーロ円は株高・リスク選好の流れから上値に軽さが出てきている。本日も株価の動向を伺いながらの展開となろうか。しかし、対ドルでは昨年8月以来の高値となる1.4946ドルまで上昇しており、高値警戒感からのユーロ売りとなれば、ユーロ円の上値が抑えられる可能性も否定できない。本日発表予定の消費者物価指数の結果にも注目しつつ、動向を慎重に見守りたい。

[本日の予想レンジ]

ドル ・円  89.00- 90.20
ユーロ・円 129.00-135.20
ポンド・円 139.60-145.00

【本日の主な経済指標】

06:45(ニ) 四半期消費者物価(CPI)[前期比]
13:30(日) 鉱工業生産・確報値[前月比]
14:00(日) 金融経済月報(基本的見解)
17:00(欧) 欧州中央銀行(ECB)月報
18:00(欧) 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比]
21:30(加) 製造業出荷[前月比]
21:30(米) 消費者物価指数(CPI)[前月比]
21:30(米) 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比]
21:30(米) 新規失業保険申請件数
21:30(米) ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:00(米) フィラデルフィア連銀製造業景気指数

さて、マーケット参加者のポジションは......

≪2009年10月14日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」
ユーロ・円  :「ブル」
ユーロ・ドル :「ベア」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円  :「ブル」
NZドル・円  :「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
依然として上値の重たさを意識せざるを得ない状況。しかし、強い経済指標の内容や米連邦
公開市場委員会議事要旨の内容を評価したことで、参加者は「ブル」を選択。相対的にドル
買いを進める材料が欲しいとこであるが、本日も狭いレンジでの相場動向が続くか。


ユーロ円は「ブル」
好調な米企業決算を受けて欧米株価が大幅に上昇しており、リスク選好の流れから「ブル」。
欧州景気先行きに不透明感が募りつつあるものの、対ドルでのユーロ買いも下支えしている
模様。本日も株高・ユーロ買いとの展開が続くかが焦点か。


ポンド円は「ブル」
雇用統計は強い数値を示し、英景気先行き懸念後退から参加者は「ブル」を選択。しかし、
143円台を維持できるまでには至っておらず、上昇基調と考えるには未だ時期尚早か。株高・
リスク選好によるポンド買いと反応するかどうか、注目したい。


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