稼げる新興国はココだ!


パッケージング型ETFや積立式ファンドetc.を駆使し、
ボラティリティの高い新興国の相場の波に乗れ



’09年初来からの爆騰を記録し世界同時株安からいち早く回復を遂げたのが前頁でも取り上げている中国。そして、それに続けといわんばかりに、急成長を遂げようとしている新興国がある。何かと暗い日本にいながら明るい将来を描くために、新興国のパワーを借りたい!そんな読者諸兄のために最新事情とオススメ投資法を捧げたい。




日本で資産形成はもう見込めない!?



 「これからは新興国を無視しての資産形成はできないでしょう」

 そう語るのはジョイント代表の鈴木雅光氏。

 「日本は金利がとても低いにもかかわらず、設備投資などの資金需要がありません。新しいものを生み出す元気はまったくないと言っていい状況です」

 それに同調するのがアジアンバリュー代表の山野浩二氏。

 「日本には少子高齢化の問題があります。すでに’05年より人口減が始まっていますし、’13年には国民の4人に1人が65歳以上。子どもの減少にも歯止めがかかりません。これではとても成長は望めないでしょう」

 日本の将来を憂う声は後を絶たないが、海外投資マネーの動向にも山野氏は懸念を感じている。

 「以前、日本への投資についてジム・ロジャーズに聞いてみたところ『日本に投資するのはStupid(愚か)だ』と言われましたよ。あんなに多額の借金を抱えて発展の見込めない国にはもう投資しない、円安に転じるのも時間の問題だろうと。持っている日本株も、売却のタイミングを見計らっているらしい」

 しかし、泣いてばかりもいられない。もし日本がダメでも、僕らの資産は増やさなくてはならないのだ。そこで今回は、新興国の成長力を借りて資産形成に挑戦したい。思い出されるのは、昨年の世界同時不況からいち早く立ち直った中国。政府の4兆元(約57兆円)にも及ぶ公共投資が景気回復を牽引し、株価もV字回復を見せたのだ。そんな中国に続いて’10年、目を見張るような景気拡大を見せる新興国は現れるだろうか? 前出2人の専門家を直撃してみた。




鈴木雅光氏
証券会社勤務を経て’04年にJOYntを設立。
テレビ・ラジオでの解説、雑誌への寄稿多数。
近著に『「金利」がわかると経済の動きが読めてくる!』(すばる舎刊)など





山野浩二氏
アジアンバリュー代表、アジア全般の情勢に詳しい経済・金融ジャーナリスト。
著書に『タイ株入門』『これから本番!ロシア株入門』(ともに情報センター出版局刊)など