「もう一回、ユーロ/円を売ってみようか。今日は高値圏にあるし75日線も一目均衡表の雲もチャートの上にあるから、75日線と雲がレジスタンスになってここから下げていくって絵が描ける(図⑦)」

 その後も、ユーロ/米ドルで25万ドルの売りを入れて、4銭下げたところで利確。さらに、ユーロ/米ドルにも25万通貨の売り注文。わずか10分で2pips抜いて2万円の利益となる。酒田五法を駆使して値動きを予測しながら着実に利益を増やしていく。

 「酒田のシグナルに従うだけだから、簡単だろ? 難しいことは何もやってない。ユーロ/米ドルだって、ほら1分足で"下げ三法"が出てるよ」

 と言いながら25万ドルの売りを追加。
先に売っていたユーロ/円がなかなか下がらないので、そちらに集中するべく、ユーロ/米ドルは3銭下に指値を入れておく。すると約40分後に約定(図⑧)。

 残るのは、今日2回目のトレードでも散々悩まされたユーロ/円。

 「最近のユーロ/円は変な動きが多いんだけど、今日もそう。133円99銭で入ったからな。相場にはWゼロの法則ってのがあって、134円00銭のようにコンマゼロゼロのキリがいい数字で支持線と抵抗線になることが多いんだ。今はちょうどそんな感じだよね。でも、これから11月のニューヨーク連銀製造業景気指数が発表されるから値動きがあるはず」

 指標発表の22時半。事前のエコノミスト予想はプラス30ポイントだったが、発表ではプラス23・51と予想よりかなり悪い数字に。これを受けて米ドル/円はずるずると10銭ほど垂直落下した。クロス円(円の絡んだ通貨ペア)は、基本的に米ドル/円の値動きにつられて同じ方向に行きやすい。このときもユーロ/円は米ドル/円を追いかける形で下落。やっと巡ってきたこのチャンス! すかさず兄貴は9銭下げたところで利確。利益は9万円ナリ。

 結果、合計10トレードで計28万6526円の儲け。ごっつぁんです!

 「今日はどの通貨ペアも値幅が1円ちょっとしかなくて、相場が渋かったよね。相変わらずユーロ/円が妙な動きをしていたし。本当なら、そんなときは無視して他の通貨ペアをやっていればいいんだけど、みんなが見てるからつい見栄を張っちゃったな(笑)」




酒田五法のシグナルに忠実に従うべし!



 取引明細を確認すると、今日の取引は売り一辺倒。偶然か、買いを避けたのか。

 「ユーロ/円なら今日の安値が133円55銭だったろ。トレードを始めたときのレートが134円そこそこ。それからずっと高値圏にいたし、酒田五法のシグナルも売りしか出なかった。だから、売るのは当然。ほかの通貨ペアも一緒だよ。買いのシグナルが出ればオレだって買いでトレードするけど、今日はたまたま売りのシグナルが強かったから。でも、もっと勢いよく下がるところがあるかと思ったけどな。それでも勝っちゃうんだけどさ、オレは(笑)」値動きの乏しい相場でも、10連勝で目標の10%増を大きく上回る成績を残した兄貴。この結果に嘘偽りなし。兄貴こそ本物のスキャルの鬼か。




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■兄貴
酒田五法と"男売り"、スキャルピングを武器に1か月で8100万円もの利益を上げたトレーダー。ブログ「FXデイトレード兄貴の随筆」で日々の成績を公開中