2010/4/06 EMCOM証券「みんなのFX」

ドル円は序盤、取引材料難から動意を欠く展開で、オープン直後に高値94.675円をつけたものの、米雇用統計を好感したドル買い円売りが一巡すると、その後は94円前半での小動きと軟調に推移した。注目されていた、米2月中古住宅販売保留件数指数(予想:-1.0%、結果:8.2%)や米3月ISM非製造業景況指数(予想:54.0、結果:55.4)は好結果となり、NYダウを押し上げたが、為替相場は米雇用統計発表後ということもあり朝方の高値を試すには至らず、その後じりじりと94.082円まで下落するなど反応は限定され、引けはもみ合いの動きとなり94.381円で取引を終えた。

ユーロ円は、NY時間に入り堅調な原油相場を背景に、127.200円付近から127.805円まで上昇した。
しかし、こちらも日本時間10時頃につけた高値127.824円まで届かず、126.931円まで値を下げ、その後も安値圏でのもみ合いが継続し、引けは127.284円と軟調な動きで取引を終えた。欧州勢はイースター休暇に伴い休場となっており、商いの薄い中でポジション調整が進んだようだ。


本日の展開


昨日0:30からFRBの会合が開催されたが、前回の引き上げ(2月18日0.5%→0.75%)の際にも同会合が開催されたことから、FRBの動向から目が離せない。今回の会合では公定歩合引き上げとなる可能性は低いと見られているようだが、前回公定歩合引き上げを発表する際に、日本時間6:50となったように、今回も仮に公定歩合引き上げが決定されたとしても、即日公表とはならないことも想定され、突然の公表にも即応できるよう準備が必要かもしれない。

また本日は、豪準備銀行(RBA)理事会で政策金利が発表予定となっている。市場は、0.25%の利上げが行われると見ており、豪ドル円も83円から87円の水準まで一気に買われているが、その半面でスティーブンスRBA総裁が、「不動産市況に基づいた、適切な金利水準の必要性」を示唆したことや、一部の豪紙による「メドレー(米調査会社)が金利据え置きとの見解を示している」との噂などもあり、慎重な見方も強まりつつあるようだ。また結果への反応だけではなく、RBAがどのような見解を示しているのかを確認する上でも声明文中で利上げに関してどのような表現をしているかについても注目したい。

[今日の予想レンジ]
ドル ・円 93.000- 95.000
ユーロ・円 126.000-128.000
ポンド・円 142.000-145.000

【本日の主な経済指標】

13:00 JPY 日銀・金融政策決定会合(1日目)
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値
16:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比]

≪2010年4月5日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」
ユーロ・円  :「ブル」
ユーロ・ドル :「ベア」
英ポンド・円 :「ベア」
豪ドル・円  :「ブル」
NZドル・円  :「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
2日に発表された米雇用統計が好感され安心感が広がり「ブル」。緩やかで着実な雇用情勢
を裏付けたものの、95円をにらみ上値が重くなっており、利益確定の売りも散発、6連騰と
はならなかった。昨日のFRBの会合では公定歩合等に関する話合いがなされていると見られ
ており、金利先高感は依然強く堅調な地合いが続くものと見られる。


ユーロ円は「ブル」
ギリシャの財政懸念が払拭されつつあることから買われていたユーロだが、利益確定の動き
が強まっており、「ブル」となるもスクウェアに近いブルだ。8日にはECB政策金利発表も
控えており据え置き予想(1.0%)となっているが、今週は日銀のほか、豪、英などでも相次
いで金利発表予定となっており、流れの変化には注意したい。


豪ドル円は「ブル」
本日発表予定の豪準備銀行(RBA)理事会による政策金利が利上げされるとの期待から、売買
比率も80%近い「ブル」となっている。マーケットの予想は0.25%引き上げ(4.25%)となっ
ているが、慎重な意見もあり、織り込み済みと考えるならバイアスは傾けづらい状況だ。
結果がどちらであっても、市場に与える影響は大きいのではないかと予想される。


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