2009/09/24 EMCOM証券「みんなのFX」

ドル円は序盤、FOMCの政策金利発表を睨んでの様子見相場となっていたものの、米週間石油在庫の大幅な上昇で原油が下落したことから対オセアニア・欧州通貨でのドルの買い戻しが優勢となったことを受け、ドル円は一時91.563円まで上昇した。その後、注目のFOMCの発表では金利を長期間異例の低水準で維持することが決定され、出口戦略には程遠い内容となったことから市場はドル売りで反応し、ドル円は一時90.80円台まで下落。しかし、対ユーロでのドル買いに連れる形となり、終値は91.317円と往って来いの展開となった。

ポンド円は英産業連盟(CBI)の「英国の第3四半期GDP見通しを-0.3%→+0.3%へと上方修正する」との発表が好感されて底堅く推移。また、BOE(英中銀)議事録で政策金利、資産買い入れプログラムの規模が全会一致で据え置かれたことも、ポンド買いを支える結果となり、一時150円台を回復。しかし、全体的な英経済の脆弱さから上昇は続かず149.322円で引けた。

NZドル円は前日に続き主要通貨に対して買われる展開となった。朝方発表された第2四半期GDPは前期比+0.1%(予想:前期比-0.2%)となり、実に6四半期ぶりのプラス成長。前日の経常収支の黒字好転も重なり景気の底打ち感が強まった。この結果、当局が早い時期の利上げを検討するのではとの思惑が強まり、NZドル円は年初来高値を更新し、65.695円で取引を終えた。

FOMCの政策金利は据え置きは織り込み済であったため、将来の利上げ時期についてヒントが示されるかがポイントとなっていたが、注目の金利動向出口戦略は「金利を長期間異例の低水準で維持する」との発表に留まり、やや肩透かしを食らった状況であろうか。
本日はこの発表を踏まえた上でのG20が注目されるものの、出口戦略に打って出るには時期早々といった雰囲気となっている。「ドル安・ユーロ高」という流れが大きく変動する可能性は低く、ドル円の下値リスクは引き続き高いと考えられる。

ポンド円は好材料により買い戻される場面も見られたものの、ファンダメンタルズの弱さを払拭するまでには至っていないようだ。今回の上昇も一時的との声も多く、今のままではポンドの下落基調は変わらず、依然として下値を模索する展開が続く可能性が高そうだ。

NZドル円はリセッション終了との観測が高まってきたことで、早期の利上げ期待が一層強まる状況が見込まれる。株価や商品相場の動向に一喜一憂する場面はあろうが、NZドル円は買い妙味があろう。下値では押し目買いスタンスで臨むのも悪くないかもしれない。

[本日の予想レンジ]

ドル ・円 90.20-91.80
ユーロ・円 134.00-135.70
ポンド・円 148.00-151.50

【本日の主な経済指標】

08:50(日) 貿易統計
13:30(日) 全産業活動指数
17:00(独) IFO企業景況感指数
21:30(米) 新規失業保険申請件数
23:00(米) 中古住宅販売件数

さて、マーケット参加者のポジションは......

≪2009年9月23日クローズ時点≫
ドル・円  : 「ブル」
ユーロ・円  : 「ブル」
ユーロ・ドル : 「ブル」
英ポンド・円 : 「ブル」
豪ドル・円  : 「ブル」
NZドル・円  : 「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
注目のFOMCでは低金利の水準を長期間据え置くことが発表され、一部で早期利上げが
示されると期待していた投資家からの売りを受け、ドル円は下落する局面も見られた。
しかし、参加者は91円割れにはしっかり反応し、本日も買い場を模索する動きが大半を
占め「ブル」。
米景気関連指標が改善されつつあるだけに、本日のG20で出口戦略に踏み切る発言でも
あればドル安の流れに歯止めがかかるかも知れない。


ユーロ・円は「ブル」
米連邦公開市場委員会(FOMC)が景気判断をさらに上方修正した上で、ゼロ金利政策
の継続を決めたことが参加者のユーロ「強気」姿勢に拍車を掛けた模様。
「景気回復=リスクテイク」「ゼロ金利=ドル売り」と、どちらもユーロ買いの要因と
なることから引き続き地合いは強いだろう。


ポンド・円は「ブル」
ファンダメンタルズの弱さが目立つ英国であるが、第3四半期GDP見通しを上方修正して
おり、参加者は「ブル」を選択している。しかしながら、今後の資産買い入れ規模が拡
大されるとの可能性は未だ残されていることから、ポンド売りに傾斜する可能性も高く、
引き続き注意深く相場動向を見極めたい。


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