2010/4/02 EMCOM証券「みんなのFX」

昨日のドル円は、アジア時間においては日本株をはじめとしたアジア株の堅調推移を受けて円売り圧力が強まりジリ高となった。1月8日直近高値93.779円が意識されたためか、日欧時間には上値を抑えられていたが、米国時間に発表された米新規失業保険申請件数、ISM製造業景況指数が共に市場予想を上回る強い結果となった事で上昇に弾みがつき、前述の直近高値を上抜き94.040円をマークした。その後は、翌日に米雇用統計を控えている事もあり、ポジション調整・利益確定の売りに押され93.823円で取引を終えた。

ユーロ円は、前日の米国市場同様に方向感がなく126円近辺で推移していたが、米国時間に入ると対スイスフランでユーロが急騰、ユーロ円にも波及する形で上値を拡大し127.549円まで上昇した。なお、スイスフランは全面安となっておりスイス中央銀行から公式発表はされていないものの、市場では為替介入を実施したのではと見られている。ユーロ円は急騰の結果、2月3日直近高値126.971円等のテクニカルポイントをあっさりと上抜け、値を維持したまま127.479円で取引を終えた。

本日の展開


さて本日のドル円だが、米国債入札の不調に伴う米長期金利の上昇から、日米金利差が注目されドルが買われている事や、リスク志向の高まりによる円売りが相まって値を伸ばす展開が続いており、上昇基調の中で、本日の米雇用統計が如何なる影響をもたらすか注目が集まっている。前月発表分は大雪の影響で雇用者数が伸びなかったとの見方から、今回発表分はその反動もあり雇用者数の大幅な増加が見込まれている。市場予想は18.7万人の増加予想となっているが、一部では40万人の増加との見方もある等、数値にバラつきがみられる。どちらにしても、労働環境の改善期待が膨らんでいることがうかがえる。市場予想通り、米労働環境の大幅改善を確認する事ができれば上値試しも予想され、上値目標としては2009年4月6日高値から2009年11月27日安値までの下落に対して61.8%戻しとなる95.088円が意識される水準となりそう。ただし、雇用統計に対する市場の期待が大きいだけに、予想を裏切る結果となった場合は、今週の上げ幅を大きく削る急落の可能性もあるため注意が必要となろう。

ユーロ円は、2営業日で約3円、3月22日から約6円以上の上昇を見せている。日足ベースではRSI・ストキャスティクスといったオシレーター系のテクニカル指標が買われ過ぎを示しており、高値警戒感が強まっている。昨日は対スイスの上昇が他通貨に対してもユーロが上昇するきっかけとなったが、一段高となるには追加材料が必要となりそうだ。本日は他通貨ペアにも影響を及ぼす米雇用統計を控えているため、発表後の値動きはもちろん、発表前のポジション調整等荒い値動きも予想される。

[今日の予想レンジ]
ドル ・円  93.30-95.30
ユーロ・円 126.00-129.00
ポンド・円 141.80-145.30

08:50 JPY マネタリーベース
21:30 USD 失業率
21:30 USD 非農業部門雇用者数変化

≪2010年4月1日クローズ時点≫
ドル・円   :「ベア」
ユーロ・円  :「ブル」
ユーロ・ドル :「ベア」
英ポンド・円 :「ベア」
豪ドル・円  :「ブル」
NZドル・円  :「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。

ドル円は「ベア」
上昇継続となり割高感が増していることから参加者は「ベア」を継続している。本日は米雇
用統計の結果次第で上下どちらにも大きく変動する可能性を秘めているため、発表前はポジ
ションを傾けすぎずに柔軟な対応を心がけたい。


ポンド円は「ベア」
反落を期待している参加者は引き続き「ベア」を選択している。昨日も続伸となったが、2月
17日直近高値143.619円とほぼ同水準で上値を抑えられており、上抜けるには力不足も感じ
られる。なお、本日から欧州市場がイースター休暇に入る事から流動性が低下し、動意づいた
場合は大きく値が振れる可能性があるため注意が必要となろう。


豪ドル円は「ブル」
高値警戒感の高まりからドル円・ポンド円は「ベア」となっているにも関わらず、豪ドル円に
おいては参加者は「ブル」となり強気なスタンスを維持している。世界的な景気回復期待から
投資家のリスク志向が強まっており、金利上昇局面に入った豪ドル円は買いが入りやすい環境
が整いつつある事も追い風となっているようだ。


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