膨大な銘柄の中で今狙い目なのは?



今年に入り、かなり普及してきたCFDだが、それでも「株やFXに比べて情報が少ない!」というのがCFDトレーダーの本音だろう。そこで今回はCFD投資のパイオニアである三空氏に、CFDで狙い目銘柄や業界動向などの最新情報を聞いた。

昨年、NYダウを盛んに取引して資産を9倍にした三空氏だが、今もNYダウのトレードは続けているのだろうか?

「ここ半年以上、トレードのメインはNYダウではありません」と、三空氏。
「昨年9〜11月頃、NYダウのデイトレで利益を上げていたんですが、その頃に比べるとボラティリティがかなり低くなって、短期では利益を出しにくくなったんです」

中長期でも今は手が出しにくい状況だという。

「ここ半年、ほぼ一直線で上昇しているので、エントリーのタイミングが難しい。『このまま上げ続けるわけがない。きっと暴落するから、そこが狙い目だ!』と思って、ずっと待っているんですが、下がってもほんの一時的。10月の雇用統計では26年ぶりに失業率が10%を超えたにもかかわらず大きくは落ちなかったし、今のNYダウの値動きはわからない。手を出す気にはなりませんね」

そんなNYダウに代わって、三空氏が注目しているのは金だ。

「基軸通貨であるドルの凋落が止まらず、金に資金が流れ込んでいます。1年前には700ドル台だったのが、今や1100ドルを突破して、連日史上最高値を更新していますからね」

金本位制の復活とまでは言わないものの、このドル安の流れは当分止まらないと三空氏は予測する。

「金が上がっているといっても、それはドルが下がっているから。実際、円建ての金価格を見ると、ドル建てほどは上がっていません。今後、金の価値そのものが上がり、ドル以外の通貨でも史上最高値を更新するようになってから、本格的な金バブルがやってくるのではないかと見ています」

ドル円レートが円高に進んでおり、円建ての金価格が上がってない。つまり、日本で金の現物や金ETFを買っても、利益は出にくいということ。そこで強みを発揮するのがCFDだ。

「CFDは買値と売値の差額が利益になる差金決済。100ドル上がれば、その分がすべて利益になり、為替差損は関係ありません」さらにレバレッジをかければ、儲けは何倍にも拡大する。

金のほかにも、日本の個別株にも一社、見逃せない銘柄があるという。ユニクロでおなじみのファーストリテイリングだ。

「日本株全体が低迷しているなか、日経225採用銘柄にもかかわらず、2か月で50%近くも上昇しています」

好調の理由は、ヒートテックがバカ売れしているのに加え、現在約6800億円あるグループ全体の売り上げを’20年までに5兆円に拡大させる方針を発表したこと。
その好調ぶりは、UBS証券のレポートに「『持たざるリスク』が意識される(編集部注・保有していないことがリスクになるほど強気ということ)」と書かれたほど。とはいえ、これだけ上がればそろそろ下がりそうなものだが……。

「そう、下落局面こそ本当のチャンスなんです!」 と、三空氏は声を大にする。

「このまま値上がりを続けても、いずれは徐々に勢いを増して最後に急騰した直後に大暴落する可能性がある。よくあるパターンです。でも、信用取引だとファーストリテイリングは空売りできません。ところが、CFDなら『売り』から入ることができるので、暴落局面で利益を狙えます。この前、GSユアサで勝ったときの再現ができるかもしれません」

前号のエンスパで紹介したが、三空氏は今年6月、GSユアサ株が大暴落したとき、わずか1週間で資産を約4倍にすることに成功しているのだ。ファーストリテイリングでもう一度、大勝利が再現できるかもしれない。「ファーストリテイリングはまだ上がり始めたばかりなので、大暴落するとしてもしばらく先だと思いますが、CFD口座を開設して待つだけの価値はありますよ」


■三空氏
CFDでNYダウを売買し、4か月で資産を9倍にした実績を持つカリスマトレーダー。
http://finance.toremaga.com/inspecial/39/