うまいタイミングでポジションを取ることができても、プラスのうちに利益確定ができず、結局は損切りするハメに……。逆に、損切りラインを見誤り、決済されて反発なんてことは、トレードをしていれば、しばしば起こるもの。

そんな投資家たちのために、エントリーだけでなく、利確・損切りラインも教えてくれるのがトレード戦略型だ。



「トレード戦略型は、どの価格でポジションを建ててどの価格で利益確定や損切りすればいいかというポイントをズバリ提案してくれるんですよ。ほかのタイプのサービスは、トレンドを摑むには役立つけど、どこで売買すればいいのか具体的な指示はない。でも、トレード戦略型なら、いつ買っていつ売るというタイミングがダイレクトに摑めるから、そのタイミングで頭を悩ませていた人には非常に使えるでしょうね」(羊飼い氏)

初心者であればあるほど、相場に入るタイミング、出るタイミングを見定めるのは難しい。

そんなときにトレード戦略型なら、緻密な分析に基づく投資判断と、自分の相場観に誤差が生じ
ていないか、簡単に確かめることができるのだ。

このタイプの代表的なものは、kakakuFXの「トレードメーカー」。チャート上に海外のプロのアナリストが分析したエントリーのポイントと利益確定ラインの指値、損切りの逆指値のポイントが取引アイデアとして明示される。

配信ペースは、主要通貨ペアを対象に1日2回。配信元が海外の会社のため、分析結果は英語で書かれ、アイデアが配信されるのが欧州時間というのがやや難点。それでも、このアイデアを元に自身で指値、ストップ、数量の値を変更でき、「自動売買のシストレには挑戦したくないけど、ある程度の具体的な指示がほしい」という人にはオススメだ。

「それでも、すぐ飛びつかず、まずは観察することが大切。いくつものアイデアが出されるならば、中には使えないものも出てくるはず。本当に有効なシグナルを見つけるためにも、慎重にそのアイデアの有効性を検証。それから実際のトレードを行っても、遅くはありません」(西村氏)

シグナルを過信しすぎるのはどのサービスにせよNG。使える部分だけをイイとこ取りするのが、正しい売買シグナルの活用法といえそうだ。



西村貴郁
ウェストビレッジインベストメント代表。
自動売買用システムの開発や売買シグナルの配信を手がけるシストレの専門家。http://www.wvi.jp/


羊飼いのFXブログ
FX専業トレーダーの羊飼い氏。
運営する『羊飼いのFXブログ』では相場ノートやFX会社分析を公開。
多くの読者から支持を集めている



 複雑なチャートパターンを解析し、発生条件も設定可能なシグナル機能


簡単な売買シグナルを示すものではなく、もう少し本格的なツールを利用して取引したい。そんなトレーダー向けのシグナルサービスも存在する。

128通貨ペアの取引が可能なGFTのチャートパターン認識ソフト「オートチャーティストTM」もそのひとつ。

ペナント、フラッグなど15の典型的なチャートパターンをはじめ、フィボナッチのチャートパターンなどさまざまなチャート分析を行ってくれるのが主な特徴。通貨ペアやチャートの時間足ごとの設定はもちろん、フィボナッチパターンの中でも、より大きな利益を得られると言われているバタラフライ(トレンド転換を示すチャートタイプ)に絞り込むなど、発生パターンの条件設定もでき、トレードスタイルに合わせたカスタマイズができる。

さらに、同社では「ディナポリDーレベルTM」というトレーディングツール(有料)も提供。フィボナッチ分析で有名なプロトレーダーのジョー・ディナポリ氏が考案した独自のテクニカル指標全10種類を駆使したテクニカル分析で、エントリーと同時に利確、損切りのエグジットラインも示してくれるのだ。

たとえテクニカル分析はできたとしても、より細かなフィボナッチ分析まで手が回るトレーダーは少ないはず。とはいえ、より多くのチャートやテクニカル指標の分析結果
を知ることが勝率アップに繋がるのは、確か。

こうした高性能の分析ツールを使いこなすのも、常勝トレーダーになるためには、必要なのかもしれない。