2016/6/16 トレイダーズ証券「みんなのFX」

昨日のドル円は、106.026円で取引を開始した後、東京市場においてMSCIが中国A株の新興市場指数への組み入れ見送りを発表したことで、中国株安への警戒感などから105.93円近辺までドル売りが先行しました。その後、本邦輸入勢のドル買いが観測されたものの、日経平均株価の100円超安が重しとなり、106.05円を挟んだ値動きとなりました。その後は、売買が交錯し106.20円を挟んだ展開となりました。欧米市場では、取引当初ナイト・セッションの日経平均先物が上昇したことなどを受けて、ドル円は日通し高値となる106.39円近辺まで上昇したものの、米10年債利回りの低下に伴うドル売りが強まり105.78円付近まで下落しました。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文において、FOMCは政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%から0.50%の範囲に据え置き、経済・金利見通しで2016年末のFF金利見通しを据え置いた一方、17年末と18年末については引き下げました。また、16年と17年のGDP見通しも下方修正され、経済・金利見通しを受けて米長期金利が低下すると、全般にドル売りが強まり、日通し安値となる105.45円近辺と2014年10月15日以来の安値を付けました。ただ、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が記者会見で「政策は予め決まっていない」「1、2カ月の統計に過剰反応するべきではない」「第2四半期の指標は著しい持ち直しを示すだろう」と述べると、一時106円台を回復するなど、相場は総じて荒い値動きとなりました。前日比では0.123円安い105.983円で取引を終えました。

≪2016年06月15日クローズ時点≫
ドル・円  :「ブル」  売り18% 買い82%
ユーロ・円  :「ブル」   売り39% 買い61%
英ポンド・円 :「ブル」  売り27% 買い73%
豪ドル・円  :「ブル」  売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ブル」  売り20% 買い80%
ユーロ・ドル :「ベア」  売り70% 買い30%

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期国内総生産(GDP)[前期比] 1-3月期
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
10:30 AUD 新規雇用者数 5月
10:30 AUD 失業率 5月
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
16:30 CHF スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値グラフのマーク
17:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
17:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 5月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 5月
20:00 GBP イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表グラフのマーク
20:00 GBP 英中銀資産買取プログラム規模
20:00 GBP 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 4月
21:30 USD 四半期経常収支 1-3月期
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 5月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 5月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 5月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 6月

今日のトレードポイント


本日は米新規失業保険申請件数(前週分)や6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数など主要な米経済指標があり市場予想を上回る結果となれば一時的にドル買いへ傾斜することが予想されますが、基本的にはドル売りの地合いが継続しているため、本日のドル円は上値の重い展開が予想されます。なお、23日に英国のEU離脱是非を問う国民投票が予定されるなか、このニュースに対して市場は敏感に反応しているので要人発言等に注意をしてポジション管理を徹底したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円  105.00-106.80
ユーロ・円     117.00-122.00
ポンド・円   146.00-154.00

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