2016/2/15 トレイダーズ証券「みんなのFX」

 先週金曜日のドル円は、日経平均株価が節目の15,000円を下抜けて下げ幅を拡大すると、リスク回避目的の円買いドル売りが先行しました。一時111.92円近辺まで下げる場面も見られましたが、その後は麻生副総理兼財務・金融相が「為替市場については急激な変動は望まない」「必要に応じて適切に対応する」などの見解を示すなど、政府側から円高へのけん制発言があり下値は限られました。午後に入り日経平均株価が下げ幅を縮めると、一時113.01円付近まで上昇しました。黒田日銀総裁や浅川財務官が首相官邸に入ったとの報道を受け、市場では「円売り介入への警戒感がさらに高まった」との指摘もありました。もっとも、ドル買いが一巡した後は再び日経平均株価の売りが強まり111.94円台まで上値を切り下げました。欧州市場では、日経平均株価の大幅安を背景に欧州勢が売りで参入し111.67円近辺まで下落しましたが、ナイト・セッションの日経平均先物やNYダウ先物、欧州株が堅調に推移したことで投資家のリスク回避姿勢が後退し、ドルは買い戻され112円台後半での推移となりました。NY市場では、米10年債利回りが上昇したことや1月米小売売上高が市場予想を上回る結果となると一時113.16円付近まで上昇。2月米消費者態度指数(速報値)が弱い内容だったことから112.589円まで売りに押されましたが下値は限られました。取引終盤以降、原油先物相場の急伸を背景にNYダウ平均や日経平均先物が大幅に上昇したうえ、米10年債利回りも上昇幅を拡大したことで113.53円近辺まで再び値を上げました。前日比では0.833円高い113.271円で取引を終えました。
 
≪2016年02月12日クローズ時点≫
ドル・円  :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・円  :「ブル」 売り42% 買い58%
英ポンド・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
豪ドル・円  :「ブル」 売り14% 買い86%
NZドル・円 :「ブル」 売り10% 買い90%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り73% 買い27%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[年率換算] 10-12月期
09:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 2月
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 12月
13:30 JPY 第三次産業活動指数[前月比] 12月
19:00 EUR 貿易収支 12月
23:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
06:45 NZD 四半期小売売上高指数[前期比] 10-12月期

今日のトレードポイント


 先週木曜日までのドル円は、米国の利上げ観測が後退したことや世界経済の先行き不透明感を受けてリスク回避目的の円買い・ドル売りの流れが続いておりましたが、先週末の金曜日に1月米小売売上高が市場予想を上回る結果となったことで米利上げ観測が強まりドル円は113円台を回復して取引を終えました。
 ドル円は2月に入り10円超下落したことや先週に話題となった政府・日銀による円売り介入が高まっていることを考慮すると、積極的な円買い・ドル売りにはなり難い状況下になっていると思われます。今週は下値が限られ、株式や原油そして債券市場の動向を注視しながらの展開となりそうです。欧州株安や原油安が続けば再び円買い・ドル売りの流れになることに注意をしたいです。
 
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.00-114.20  ユーロ・円  126.40-128.30  ポンド・円  162.50-167.40


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