2016/01/07 トレイダーズ証券「みんなのFX」

 昨日のドル円は、東京市場では上昇して始まった日経平均が下げに転じると円買い・ドル売りが徐々に強まり119円を挟んで上値の重い展開となりました。その後、中国人民銀行(中央銀行)が人民元取引の基準値を約4年9カ月ぶりの元安水準に設定したとの報道を受けて、中国からの資金流出に対する警戒感が改めて強まり日経平均が大幅に下落しました。そのため、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが広がり一時118.40円近辺まで値を下げました。午後では、リスク回避の動きが徐々に後退し118.80円近辺まで持ち直したものの戻りは限定的となりました。欧州市場では、ナイト・セッションの日経平均先物が230円、時間外のダウ先物が280ドル超下落したことを受けてリスク回避のドル売りが強まったほか、原油安を背景に資源国通貨のクロス円が下落したことも重しとなりました。NY市場では12月ADP全米雇用報告が予想より強い結果となったほか、11月米貿易収支の赤字額が縮小し、ドル高が強まり118.70円近辺で推移しました。ただ、NYダウが200ドル超安となり上値は限定的となりました。注目された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では「ほぼ全てのメンバーが12月に利上げ開始の条件を満たしたことで一致」「複数のメンバーは12月利上げを5分5分と判断」と若干ドル安優勢となり、前日比では0.553円安い118.491円で取引を終えました。

≪2016年01月06日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・円  :「ブル」 売り37% 買い63%
英ポンド・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
豪ドル・円  :「ブル」 売り07% 買い93%
NZドル・円 :「ブル」 売り11% 買い89%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り48% 買い52%

【今日の主な経済指標】

09:30 AUD 貿易収支 11月
09:30 AUD 住宅建設許可件数 [前月比] 11月
16:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 11月
16:00 DEM 小売売上高指数[前月比] 11月
16:00 DEM 小売売上高指数[前年同月比] 11月
19:00 EUR 消費者信頼感(確定値) 12月
19:00 EUR 失業率 11月
19:00 EUR 小売売上高[前年同月比] 11月
21:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 12月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分

今日のトレードポイント


ドル円は、日本株や欧米株安を背景に全体的にドル安傾向となっています。また昨日のFOMC議事要旨ではほぼ全員が将来のインフレ上昇に意見を示した一方で、インフレ率が低水準にとどまる恐れがあるとして懸念を残したこともドル安を誘いました。また原油安を背景とした資源国通貨の下落も相場の重しとなっています。ただ、米ADP民間雇用者数が予想より伸びたほか、米貿易収支の赤字額が縮小したことで米国の底堅い景気から下値も限定的となるかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円 118.00-120.00  ユーロ・円  127.00-129.00  ポンド・円  173.00-175.00


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