2015/11/19 トレイダーズ証券「みんなのFX」

 昨日のドル円は、東京市場で日経平均株価の上昇に伴う円売り・ドル買いとなりましたが、総じて小幅な動きとなりました。午後では、日経平均株価の伸び悩みなどが相場の重しとなり123.30円を挟んでもみ合いとなりました。欧州市場では、米長期金利の低下などが上値の重しとなったものの、時間外のダウ先物やナイト・セッションの日経平均先物がプラスに転じたことで123.40円近辺までじわりと値を切り上げました。NY市場では、10月米住宅着工件数が予想を下回る結果となった一方、10月米建設許可件数が予想を上回り123.50円近辺まで上昇しました。注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、「ほとんどのメンバーが米経済状況や見通しが12月会合での利上げを正当化する可能性が高いと予想」「大半のメンバーが緩やかな緩和策の解除で合意」などと伝わり、12月利上げを示唆する内容から123.70円近辺まで上昇しました。ただ一方で複数のメンバーは、景気の下方リスクが残っていることを指摘をしたことで、上値は限定的となりました。引けにかけては、新規材料難からもみ合いとなり、前日比では0.183円高い123.580円で取引を終えました。

≪2015年11月18日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り48% 買い52%
ユーロ・円  :「ブル」 売り40% 買い60%
英ポンド・円 :「ベア」 売り56% 買い44%
豪ドル・円  :「ブル」 売り22% 買い78%
NZドル・円  :「ブル」 売り10% 買い90%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り46% 買い54%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 10月
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 9月
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
18:00 EUR 経常収支 9月
18:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 10月
21:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 CAD 卸売売上高[前月比] 9月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 11月
00:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 10月

今日のトレードポイント


ドル円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っているアトランタ地区連銀のロックハート総裁が「状況が落ち着いたことに満足しており、経済状況が著しく悪化しなければ早期のゼロ金利解除に違和感はない」と述べ、次回12月15─16日のFOMC会合までに発表される経済指標を見極めたい考えを示しました。また注目されたFOMC議事要旨で12月利上げを示唆する内容が確認できたため、ドル買い地合いはじわりと強まりました。ただ、議事録では、ハト派の意見も見られたため一方的に上昇となる展開とはならず上値は限定的となっています。全体的にはドル高が続くことが予想されますが、 パリ同時多発攻撃以降、米国がシリアやイラクでの軍事介入を強化すべきとの圧力も高まってきており、地政学リスクに注意しつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円 122.00-123.70  ユーロ・円 131.00-133.00  ポンド・円 187.00-189.00

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