2015/9/4 トレイダーズ証券「みんなのFX」

 昨日のドル円は、東京市場で日経平均株価が380円超高と相場を下支えしたことほか、仲値に向けたドル買いが強まり120.60円近辺で推移しました。その後は、日経平均株価が上昇幅を縮めたことで若干値を切り下げました。午後では、日経平均株価が80円超高まで失速するにつれてドル円も120.30円近辺まで伸び悩みました。欧州市場では、欧州株が高く始まったほか、時間外のダウ先物の上昇も支えに下値は限定的となりました。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が理事会後の記者会見で「2015年インフレ率見通しは0.1%(6月時点0.3%)」「成長とインフレ見通しへの新たな下振れリスクが台頭している」「インフレは今後数カ月非常に低い水準を維持する」などと発言したことを受けて追加金融緩和への期待が高まりユーロ全面安の展開となりました。そのためユーロ円の下落につれてドル円も120.20円近辺までじわりと値を下げました。NY市場では、ナイト・セッションの日経平均先物や米10年債利回りが上昇したことで120.30円近辺で推移したものの、明日の米雇用統計を控え様子見ムードが強まりました。その後は、米長期金利が再び低下したことなどが相場の重しとなり、一時119.80円近辺まで値を下げましたが、引けにかけて徐々に値を戻し、前日比では0.297低い120.022円で取引を終えました。

≪2015年09月03日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・円  :「ブル」 売り39% 買い61%
英ポンド・円 :「ブル」 売り18% 買い82%
豪ドル・円  :「ブル」 売り13% 買い87%
NZドル・円  :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り54% 買い46%

【今日の主な経済指標】
10:30 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 7月
15:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 7月
15:45 FRF 消費者信頼感指数 8月
16:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
21:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 4-6月期
21:30 CAD 新規雇用者数 8月
21:30 CAD 失業率 8月
21:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 8月
21:30 USD 失業率 8月


今日のトレードポイント


ドル円は、世界的な経済減速が懸念される中、前週分の米新規失業保険申請件数が予想を下回ったものの、米7月貿易赤字が7.4%減となり、ISM非製造業景況指数も予想を上回る強い結果となったことで米景気の基調的な強さが確認できました。ただ、欧州中央銀行(ECB)は、政策金利を据え置くとともに、ユーロ圏のインフレおよび成長見通しを下方修正となりました。またドラギECB総裁は、記者会見で経済状況が今後悪化する恐れがあるとの認識を示したことで欧州通貨がリスク回避の動きで大幅下落となっています。引き続き原油安や中国など新興国経済の減速による株価の動きに警戒しておきたいです。また本日は、8月米雇用統計の発表を控えておりますので、利上げ時期を検討する上で重要なイベントとなるため、同時間帯での動向を見極めたいところです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円 119.00-121.00  ユーロ・円 133.00-135.00  ポンド・円 182.00-185.00

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