2014/10/15 トレイダーズ証券「みんなのFX」

 昨日のドル円は、東京市場の午前で連休明けの仲値に向けた円売り・ドル買い需要から値を徐々に上げ107.20円近辺まで上昇しました。ただ、日経平均株価は軟調に推移したことで上値の重しとなりました。午後では、日経平均株価が下げ幅を広げたことを受け、リスク回避目的の売りが優勢となったほか、時間外の米10年債利回りが低下したことも相場の重しとなり再び107円割れを試す展開となりました。欧州市場では、欧州株が安く始まったことなどをながめユーロ売り・ドル買いが先行し107.20円近辺まで戻しました。その後は、欧州株や時間外のダウ先物、日経平均先物が下落したことを受け、リスク回避目的の売りが優勢となったことで再び107円を割れ106.80円近辺まで下押ししました。NY市場では、米10年債利回り2.1%台まで大幅に低下し米金利差縮小を見越した売りが強まったことで106.70円付近まで下値を広げました。売り一巡後は、値を戻したものの米10年債利回りが再び低下したことで一進一退の展開が続きました。引けにかけては、NYダウの下げ幅が縮小したことでドルが買い戻され、前日比では0.250円高い107.027円で取引を終えました。

≪2014年10月14日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り29% 買い71%
ユーロ・円  :「ブル」 売り35% 買い65%
英ポンド・円 :「ブル」 売り18% 買い82%
豪ドル・円  :「ブル」 売り 9% 買い91%
NZドル・円  :「ブル」 売り11% 買い89%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り65% 買い35%

【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 8月
15:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 9月
16:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
17:30 GBP 失業保険申請件数 9月
17:30 GBP 失業率 9月
17:30 GBP 失業率(ILO方式) 8月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
20:00 ZAR 小売売上高[前年同月比] 8月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 10月
21:30 USD 小売売上高[前月比] 9月
21:30 USD 小売売上高(除自動車)[前月比] 9月
21:30 USD 卸売物価指数(PPI)[前月比] 9月
21:30 USD 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)[前月比] 9月
23:00 USD 企業在庫[前月比] 8月
00:00 USD 月次財政収支 9月
03:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
03:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

今日のトレードポイント



ドル円は、ユーロ圏の景気失速懸念や中国の需要減少懸念の強まりから日米の株価が連日急落しています。また米国債利回りも大幅に低下していることから、107円を挟んでドル安・円高地合いとなっています。前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が「ドル高と欧州の減速が米経済に影響の可能性」など慎重姿勢を示したことや、エバンス・シカゴ連銀総裁が「2016年初旬まで利上げすべきではない」とハト派発言したこともドル売りの材料となっています。
本日は、米経済指標の小売売上高、ニューヨーク連銀製造業景気指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)等の重要指標を控えています。指標結果が軟調となれば、米国利上げ観測後退・利回り低下の流れが加速する可能性が高く、一段の円高進行でドル全面安の展開も警戒しておきたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円 106.00-107.90  ユーロ・円 135.00-136.50  ポンド・円 169.00-171.50

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