吉田 恒
中期円安トレンドがピークアウトする前には、クライマックスとばかりにドル高・円安が加速するのがこれまでも普通だった。過去3回の中期円安トレンドのピークアウトについて調べてみると、ピーク前3か月のドル最大上昇率は6‐12%だった<資料参照>。




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0926資料
 さて今回の場合、過去3か月のドル安値は7月の101円。従って最近までに109円を超えるドル高・円安になったことで、ドル最大上昇率は8%以上になってきた。仮に、このドル高・円安が中期円安トレンドのピークアウト前に起こるクライマックスだとしたら、すでに過去の経験内に入ってきたということになる。

 いうまでもなく、過去の経験内に入ってきたということは、このドル高・円安があくまでもクライマックスなら、もういつ終わってもおかしくない段階に入っているという意味だ。それでもまだ過去の経験の最大限に向かう動きが残っているのか。

 それにしても、中期円安トレンドが終わり、円高トレンドが始まると、最初の3か月である程度のドル安・円高が進むのがこれまでのパターンだった。過去3回について調べたところ、最初の3か月でのドル下落率は5‐22%。

 1998年の22%というのは突出しているが、過去5回について調べてみても、3‐4ヶ月で8%前後というのが平均的な数字のようだ。あくまでも最近のドル高・円安も含めて、現在は中期円安トレンドから円高への転換局面にあるという仮定で考えてきたが、果たしてどうか?(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など
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