人気の高金利通貨「キウイ」上昇は転換点なのか

吉田 恒
 24日、NZは再利上げしたが、その後からNZドル(キウイ)は急反落になった。高金利通貨として人気のあったキウイの上昇は転換点を迎えたのだろうか。


◆利上げなのに反落したのはなぜ!?



 今回、キウイが反落したのは、NZ中銀のウィーラー総裁が「NZドルは下落しつつある商品価格にまだ適応しておらず、その水準は不当で持続不可能であり、大幅下落の可能性がある」の見方を示したことが一因とされる。

 では、「下落している商品価格に適応していない」とはどういうことか。たとえば、CRBインデックスは今年2月中旬以来の水準まで下落した。当時のキウイの水準は0.83ドル、85円程度だった。

 そもそも、CRBインデックスとキウイにとても強い相関関係があるわけでもない。それより短中期的に相関関係の高いのはむしろ米株だ<資料参照>。キウイは今年3度利上げしたが、昨年は一度も利上げしない中でキウイ高になった。2011年などは利下げもした。ただ、キウイ高の中期的な基調は続いてきたわけで、それを説明できるのは米株高基調だ。

※<資料>はコチラ⇒http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=684975

人気の高金利通貨「キウイ」上昇は転換点なのか
 以上のように考えると、キウイが利上げしても、そしてこの先も利上げするとしても、米株が中期的に下落に転換するようならキウイも中期的に下落に転換する可能性があるだろう。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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