吉田 恒
 今年前半(1-6月)、対円で上昇した主要通貨はブラジルレアル、そしてNZドル、豪ドルといったオセアニア通貨。ではこのオセアニア通貨高はこの先も続くのか。オセアニア通貨が下落に転じる、いわば「弱点」について考えてみた。


◆NZドルと豪ドルの「弱点」とは?



 NZドルなどオセアニア通貨が対円で最近反落気味になってきた。NZ利上げ見通しが変わらないなかでも、NZドルが下落へ転換することはあるのだろうか。

 数年にわたるNZドルの動きを説明できるのは米株だ<資料1参照>。つまりNZドル高が続いてきたのは米株高が続いてきたためで、その意味ではこの先もNZドル高が続くかは米株高次第ということになる。

※<資料1>はコチラ⇒http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=681443

資料1
 一方、同じオセアニア通貨でも、豪ドルは2013年後半を中心に米株高を尻目に急落した局面があった<資料2参照>。これは米金融緩和見直しが現実味を帯び、米金利が急上昇した局面だった。15日のイエレンFRB議長議会証言から、米利上げ早期化観測が浮上したが、その動向もオセアニア通貨の行方を左右する可能性がある。(了)

※<資料2>はコチラ⇒http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=681444

資料2
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http://www.m2j.co.jp/seminar/

【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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