2009/09/11 EMCOM証券「みんなのFX」

昨日のドル円は、弱い7月米貿易収支の発表を受け強いドル売り圧力が発生、NY時間に一時、約7ヶ月ぶりとなる91.411円の安値を付けた。
ドルの買い戻しも散見されたが、緩やかに投機筋が、ドルから他主要通貨や商品市場に資金シフトの様相を示し、全面ドル安の展開。
ドルの上値は日に日に重くなってきており、対円では3日続落となる。序盤92.000円を挟んだレンジで方向感なく推移したが発表された米週間新規失業保険申請件数は55万件(前回57万件、予想56万件)と、やや改善を示した一方で、7月米貿易収支の内容が-320億ドル(前回-270億ドル、予想-273億ドル)と市場予測を大きく下回ったこと等を受け、ストップロスも巻き込み大幅に下落。今年2月16日の安値水準(91.430円)をブレイク、9日安値91.411円を付け結局91.769円で取引を終えた。

ポンドドルは、英BOE政策金利の発表を前に積極的な取引は手控えられ小反落で推移、安値1.64784ドルをつけた。だが、政策金利(0.5%)・資産買取額(1750億ポンド)とも据え置くこと、量的緩和プログラムもあと2ヶ月で終了するが、今後も規模の見直しを継続すると発表されたことを受けて窓を開ける急伸。
発表後も継続して買いが入り急騰、8月21日以来(1.66220ドル)となる、高値1.66850ドルをつけ、引けは1.66530ドルと高水準となった。

本日の相場だが、堅調な金や原油、穀物相場簿が示すとおり投資マネーは商品相場に、再度流れているようだ。背景としてはリセッションによる為替や株価に対する二番底への警戒心だろう。
ドルの信用は対円だけでなく、ユーロやポンドでも落としている。ドル離れを起こした投資マネーが行き場を失い、商品相場へと流れる構図は早々には変化はなさそうだ。安全資産としての金相場に対しては、特に注意を払う必要があるだろう。
ドル円は前日安値91.411円を割ってくるようだと90円台も視野に入れた弱い展開になるかもしれない。
当面はドル安基調が続く可能性があり、10月の米雇用統計のような注目度の高い指標が現状を打開することに期待したい。

[本日の予想レンジ]

ドル ・円 90.80- 92.30
ユーロ・円 132.20-136.20
ポンド・円 150.80-155.30

【本日の主な経済指標】

08:50 JPY 第2四半期GDP【二次速報】
17:30 GBP 生産者物価指数
21:30 USD 輸入物価指数
21:30 USD エバンズ:シカゴ連銀総裁の講演
22:55 USD ミシガン大消費者信頼感指数
23:00 USD 卸売在庫
25:00 USD ピアナルト:クリーブランド連銀総裁の講演
27:00 USD 月次財政収支

さて、マーケット参加者のポジションは......

≪2009年9月10日クローズ時点≫
ドル・円  : 「ブル」
ユーロ・円  : 「ブル」
ユーロ・ドル : 「ベア」
英ポンド・円 : 「ブル」
豪ドル・円  : 「ブル」
NZドル・円  : 「ブル」

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
昨日の米貿易収支が予想以上に悪かったことを受け、更にドル安傾向を示している。
ロングポジションが膨らんでいるが、それをすべて吸収できるほどドル離れが進んでいる
ようだ。
本日のミシガン大消費者信頼感指数が現状打開の材料と成り得るのか動向を見守りたい。


ユーロ円は「ブル」
材料難が続き、ドルと円、株価と商品相場等に左右される展開を見せている。
主要株価や各国要人発言などに一喜一憂する展開が予想されるので注意は払いたい。


ポンド円は「ブル」
英BOE政策金利発表・声明を受け、昨日は強い騰勢を示し利益確定でロングポジション
は大分解消を見せた。
本日の英生産者物価指数発表も注目度が高い。更なる上値を目指せるか注目だ。


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