吉田 恒 為替相場において、毎月一度の米雇用統計発表日は基本的に特別扱いになっている。ドル/円は過去3か月、その米雇用統計を軸にした比較的わかりやすいパターンが続いてきた。具体的には、雇用統計発表週はほぼ一貫してドル高・円安で推移し、雇用統計発表前後でその月のドル高値をつけるパターンだ、今回は果たしてどうか。


◆記録的小動き卒業の「突破口」になるか!?



では今週も、金曜日の雇用統計発表に向かう形でドル高・円安が続くのか。ただ過去3か月と今回では、リスクオン、オフについての客観指標であるVIX指数とドル円の関係がかなり違う<資料参照>。

※<資料>はコチラ⇒http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=655572

続・「雇用統計パターン」をご存知ですか?
過去3か月はVIX指数が雇用統計発表日に近づくなかでリスクオンの限界の目安13ポイント前後まで拡大し、ドル高・円安が進んだ。これに対して、最近はすでにVIX指数が11ポイント台と、経験的なリスクオン限界圏に達している。

経験的には、雇用統計が近づくなかでさらにリスクオンが続き、ドル高・円安が進むといった過去3か月のパターンが繰り返されるのは難しそうだが、果たしてどうか?

昨年のアベノミクス大相場の反動か、今年は記録的な小動きが続いてきたが、その変化の突破口として、この雇用統計パターンに伴うドル/円の動きも注目してみたいところではある。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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