他人を出し抜き、濡れ手で粟の荒稼ぎをするなら、まずはネット&スマホから。飽和状態かと思いきや、まだカネのなる木が転がっていた!


【年商2億円】イベントのポータルサイト運営 主催者と出店希望業者を両者の需要を摑んでサイト上でマッチング!


「臨時のフードコートをファッションフェスタなどの大型イベント店したいけれど、どう動けばいいかわからない』という飲食店業者が大半。そこにニーズを見つけたのがこのビジネスです」

そう語るのは「イベント.JP」の前田進さん。

「フードコートを併設したいイベント主催者と、出店したい飲食店業者をマッチングするポータルサイトが『イベント.JP』です。僕自身、8年前に移動販売に関するFC本部に携わった経験があるので、出店者が直面する悩みは熟知してるつもり。移動販売は、売る商品があっても、売り場探しに苦労するんです」

そこで活躍したのがネットだった。主催者と出店者はこれまでアナログの付き合いが大半だったものをHP上で出店希望者を募集した。

「まずはネット上で出店登録できる仕組みを作りました。もうひとつは自分が手がけたフードイベントをブログに掲載し、情報として発信することでした。結果、ネットを使った宣伝効果はすさまじく、この1年で問い合わせは延べ1000件を超えました。僕みたいなフードイベントの仲介業者はほかにもいるけど、これだけ効果的にネットを駆使したのはウチだけだと思う」



今や年商約2億円という「イベント.JP」の収入源は、大きく分けて2つある。出店者の売り上げに対する手数料と主催者からの企画・プロデュース料だ。

「主催者が『ワールドワイドな色を打ち出したい』と言えば各国の料理を集めるし、『女性向けに』と言われれば有名スイーツの店を盛り込む。これは仲介業として当たり前の仕事ですが、ウチは単に出店者(商品)を集めるだけではなく主催者のニーズに合わせたデザイン制作や造作まで対応します。時には予算を超えることもありますが、フードブースも含めたイベント全体の統一感を出したい!そんな思いがコーディネートの枠を超え、プロデュース業へと変貌を遂げたのです」

通常の仲介業の手数料収入のみだけでなく、企画料というダブルインカムを成功させたのだ。

ネットでのスキームを構築した前田さんが手綱を緩めることはない。彼が描くビジョンはまだ先がある。「イベントに参加したがる飲食店経営者はまだまだたくさんいます。何が障害になるかといえば、設備投資です。移動販売車やテント、業務用の鉄板など。それをまとめてウチが用意して格安でレンタルし、新規出店者の垣根を低くするプランも模索中です」

面倒な営業をすることなく、サイトの構築だけで人を集める──いろんなジャンルで応用できそうな、新時代の仲介ビジネスといえそうだ。