かつて日本の個人投資家の人気ナンバー1通貨だった豪ドルは昨春から急落に転じた。そんな豪ドル、最近反発が目立ってきた。豪ドル、オージーの「復活」は本物なのか、何を目安に考えたらいいのだろうか。


◆中期トレンドは52週線で考える



吉田 恒 豪ドル反発の展開になっているが、豪ドルは昨年5月から売り越しに転落すると、すでに1年近く売り越しが続いてきた。それは、豪ドルが120日移動平均線を完全に割り込むようになったタイミングとほぼ一致していた。

 その120日線は足元で0.91ドル程度。これを豪ドルが大きく上回るかが、豪ドル買い戻しから、さらに昨年5月以来になる買い越しへの転換になるかの一つの鍵だろう。

 では、豪ドル買いが続いた場合、豪ドルはどこまで上昇するか。中期トレンド判断の目安になるのは52週線だが、それは足元0.93ドル程度。中期トレンドが豪ドル安で、一時的な豪ドル反発なら、この52週線を大きく、長く上回らない程度の豪ドル反発にとどまる見通し。

 逆に、52週線を完全に上回る豪ドル高になるなら、それは一時的ではなく、昨年春からの豪ドル安から、中期豪ドル高へ転換した可能性も出てくるが、果たしてどうか。(了)

資料

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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