STAP細胞や次世代電池など、画期的な発明に関するリリースが相次ぎ、株式市場では関連銘柄が賑わいを見せている。資産倍増も夢ではない高い技術力を持った企業を紹介する!


<夢の最新技術>STAP細胞



小川佳紀氏 さまざまな組織や臓器に成長する、まったく新しい万能細胞の作製に理化学研究所などが成功し、世界中から注目を集めている「STAP細胞」。遺伝子を組み込んで作製するiPS細胞に比べて短期間に効率的に作り出せるうえ、ガン化するおそれが低いなどの特徴があるという。

「再生医療への応用が期待されますが、ES細胞やiPS細胞を用いた研究を行っている新日本科学が“これからSTAP細胞の研究を開始する”と発表。いいタイミングでのIRだったことから株価は連騰し、STAP細胞関連銘柄の本命と目されています。今後もさまざまなバイオ関連企業がSTAP細胞に関する研究等を始めるでしょう」(フィスコ日本株アナリスト・小川佳紀氏)

 単に“これから研究をがんばる”と発表しただけなのだが、株価を押し上げた。また、新日本科学は「サルを使った研究を開始する」と報じられたため、『会社四季報』に「サル試験に強み」と書かれているイナリサーチにも物色が広がり、短期間で2倍ほどになった。

 大本命の理化学研究所は上場していないことから、発表直後には理研ビタミンなど「理研」と名のつく銘柄が軒並み急騰したが、どれも理研とは関係がなく、“理研違い”であることが発覚。現在、一部報道では不自然な画像データが使われている疑惑もあるが、マーケットは本命株を探している段階。IRが出るたびにSTAP関連株のストップ高はまだ続きそうだ。

◆資産倍増を叶える「STAP細胞」関連銘柄

●新日本科学【2395】
現在株価:1259円(100株)
目標株価⇒2500円/夢の株価⇒1万円
iPS細胞分野の研究にも実績を持つほか、サルの細胞を用いたSTAP細胞の研究に対応。製薬会社や研究所からの受注を目指す

●タカラバイオ【4974】
現在株価:1800円(100株)
目標株価⇒3000円/夢の株価⇒1万円
iPS細胞に関連した遺伝子医療を成長事業に位置づける。遺伝子研究用試薬はSTAP細胞への応用も期待される

●リプロセル【4978】
現在株価:1040円(100株)
目標株価⇒3000円/夢の株価⇒1万円
これまで蓄積してきた技術力や知的財産をSTAP幹細胞に応用することを検討。iPS細胞からSTAP細胞へ事業領域を拡大へ

●J・TEC【7774】
現在株価:36万7000円(1株)
目標株価⇒70万円/夢の株価⇒200万円
富士フイルム傘下の再生医療ベンチャー。自家培養軟骨や自家培養表皮の再生医療製品などに強みを持ち、市場拡大の恩恵は大

●セルシード【7776】
現在株価:1536円(100株)
目標株価⇒3000円/夢の株価⇒1万円
再生医療によって角膜上皮幹細胞疲弊症の治療を目指す。「細胞シート」の需要拡大が見込まれ、実用化なら株価は大化けも

【小川佳紀氏】
フィスコ日本株アナリスト。岡三証券を経て2009年にフィスコ入社。中小型株、新興市場株を中心に個別銘柄分析を担当する

※株価などのデータは2月17日終値時点のもの
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