昨年、100倍に値上がりした「ビットコイン」。このドリーム通貨を、ほぼ元手ゼロで“掘り当てる”方法に迫った!


◆現代版ゴールドラッシュ! 第二のビットコインを採掘して一攫千金を狙え



ビットコイン 昨年、最も価値の上がった“通貨”は何だったか? 量的緩和縮小で買い戻しが進んだ米ドルなどではもちろんなく……その正体は「ビットコイン」。「暗号通貨」などとも呼ばれるネット上の仮想通貨の一つだ。昨年10月には中国検察エンジン大手の百度が決済通貨として採用することが報じられ、一気に急騰。昨年初頭1ビットコイン=12~13ドルで推移していたものが、11月には1200ドルにも達したのだ!

 その後、2週間で半値まで急落する場面も見られたため、「バブルが弾けた」などとも報じられたものだが、依然、ビットコイン熱は冷めやらないという。

「ビットコインはドルや円と違って中央銀行や造幣局があるわけではありません。アルゴリズムに基づいてネットワーク上で新たなビットコインが生まれていきます。新たに生まれるコインを手に入れるためには“採掘”(マイニング)という作業が必要なんです。その発掘作業への投資が本場アメリカなどでは盛んに行われています」

 こう解説してくれたのはビットコイン事情に詳しいノマド研究所主宰の大石哲之氏だ。その“採掘”方法は後述するとして、現在、ビットコインの採掘に成功すると25ビットコインが手に入るという。直近では1ビットコイン=800ドル程度だから2万ドル、つまり200万円だ。採掘を通じて発行されたビットコインの流通量は現在約1200万枚。“時価総額”は実に1兆円以上にもなる。採掘に参加すれば、元手ゼロでその一部を得られた可能性があったわけだ。

「ビットコインが登場してすぐ発掘に参加した人たちは億万長者になっているでしょうね。ただ、ビットコインの採掘はもう現実的ではない。全世界で採掘にかけられているコンピューターパワーは日本が誇るスーパーコンピュータ『京』をしのぐほど。家庭用パソコンで太刀打ちできる世界ではなくなっています」(大石氏)

 ビットコイン長者の夢は、はかなくも消えるのか!?

⇒【次回】『暗号通貨は「現代版ゴールドラッシュ」』へ続く
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◆ビットコインの“マイニング”とは?

ビットコイン

 開発者とされる中本哲氏の論文によれば、ビットコインの定義は「連続するデジタル署名のチェーン」。文系諸氏にはサッパリ理解できなかろうが、要は、ビットコインとはデジタルデータのかたまり(ブロック)だ。

 その“発掘”(マイニング)は、ブロックに新たに署名する作業であり、署名できた人が次に鋳造されるビットコインの所有権を持つ。署名するためには、特定の条件に見合った数字を探さないといけないので、コンピュータにひたすら計算させて、その数字を探す。だから、GPUなどを積んだ、短時間にたくさん計算できる高性能なパソコンが有利なわけだ。この採掘の作業は同時に暗号通貨を使った取引の承認作業も兼ねており、面倒な計算の末に取引が承認され、セキュリティが保持される仕組みだ。

― 第二のビットコインを採掘(マイニング)して一攫千金を狙え【1】 ―