今年の日本経済がどうなっていくか気になるところ。昨年はアベノミクスが世の中を賑わせたが、今年、日本に好材料を与えてくれるのは実はアメリカなのだとぐっちーさんは語った。


◆アメリカ大復活で日本経済はイチバン恩恵を受けられます
(現役金融マン ぐっちーさん)



ぐっちーさん 今回は新年最初のコラムということなので、お決まりではありますが、'14年の見通しを書いておきましょう。

 意外に思われるかもしれませんが、'14年はアメリカの年になると申し上げるのが適切だと思います。これまでエマージングだなんだと散々言ってきましたが、'14年はアメリカの大復活が予想できます。アメリカこそが世界最大のエマージングマーケットという時代を迎える可能性が高いのです。

 昨年12月、連邦公開市場委員会(FOMC)はリーマン・ショック以降、景気を下支えするために続けてきた量的緩和を、遂に縮小すると発表。懸案の雇用統計も上限ラインの20万人を超え、予算審議も前回のトラブルに懲りた共和党、民主党が双方折れる形で早期決着となりました。

 問題は物価指数なのですが、これも雇用市場の回復からすると看過できる問題だと思われ、Tapering(緩和の縮小)が行われます。また、アメリカの株価はリーマンショック前よりはるか上で、企業業績も好調です。そして、今年も何回か取り上げたシェール革命が大きなファクターとなりますね。ただでさえ、海外に出ていった製造業が現地工場の労働賃金の値上がりに晒されるなか、アメリカ国内でエネルギーが自給できるということになれば、アメリカ国内への回帰は加速するでしょう。

 すでにその兆候は見えているのですが、これからますます顕著になるはずです。株価もそれを先取りしていると見ることも可能です。

⇒【後編】「日本経済が再び世界を席巻する日はくるか?」へ続く
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【選者】現役金融マン ぐっちーさん
ウォール街で20年生きてきたノウハウからブログを執筆するアルファブロガー。金融と経済を中心としたオピニオンブログ「THE GUCCI POST」(http://guccipost.jp/)を主宰している