吉田 恒氏ドル高・円安が105円突破含みになってきた。この105円は、日米生産者物価購買力平価を12%程度上ぶれる水準。これは、過去の実績からすると、ドル高・円安トレンドの終点に一致するものだ<資料参照>。


◆過去のパターンなら「円安最終局面」!?


 ドル高・円安は、1980年代半ば以降、日米生産者物価の購買力平価前後で一巡するのが基本になってきた。その中でも、最大にこの購買力平価を上ぶれたのは2007年に124円までドル高・円安が進んだ局面で、このときには購買力平価を12%ドルは上ぶれるところとなった。

 さて、その購買力平価は足元で93円程度。従って、それを12%ドルが上ぶれると105円程度という計算になる。こんなふうに見ると、これまでのパターンなら、すでにドル高・円安トレンドは最終局面に入っている可能性もあるということになるだろう。

 一方で、1980年代以降なら、購買力平価を12%ドルが上ぶれたところで一段落していたドル高・円安トレンドだったのが、今回はその12%以上にドル上ぶれ率が拡大する可能性も注目されるところだ。(了)

※<資料>はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=557096
<資料>

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業。大手投資情報会社で編集長、代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」(https://www.m2j.co.jp/mp/my_fxacademia/)の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。