回り始めると堅いといわれる不動産投資。が、海千山千の猛者たちがはびこる業界だけに、きな臭い話も。悪知恵を働かせて、金脈を見つけろ!


築年数の古いボロ物件を安く購入。住居に困った外国人に貸して空室ゼロ



 1800万円で購入した老朽化の激しい木造の一棟アパートの空室はゼロ。月の賃料総額48万円(利回り32%)で運用している」とは、在日中国人投資家のS氏だ。彼女が行っているのは、外国人労働者向けの賃貸物件投資。その賃貸経営の秘訣を聞いた。

 「例えば、群馬県の太田や千葉県の銚子など外国人労働者の多いエリアでも、 彼ら向けの物件は不足している。そこで、安く購入したクズ物件を貸すわけです。コツは客付けを、そのエリアに多い国籍を中心に行うこと。中国語新聞や外国人向けフリーペーパーなどに物件情報を掲載するんです」

 外国人向け賃貸経営の難しい点は入居後。トラブルが相次ぐため、外国人に貸す大家が少ない。

 「だから、ライバルが少なくていいんじゃないですか。入居時に日本のルール(ゴミ出しや公共料金の支払い方法)を説明。場合によっては彼らが支払わない光熱費は家賃に含めてしまえば、問題ありません。また、契約者とは別の人間が住んでいたり、勝手に親戚を呼んで大勢で住むこともある。それでも家賃を払っている限りは文句を言いません。優先すべきは家賃。現状回復も諦めています。あとは3〜5年で元本が回収できる物件を探すことです」

 マンション1室であれば500万円以下、木造アパート一棟であれば2000万円以下と決めているとか。

 高い空室率に苦しみそうな物件も、貸す相手次第で高収益物件に早変わり