ポーカーにおける最初の選択は、「配られた2枚のカードでプレイすべきか?」である。「一般的に各プレイヤーのタイプは参加率がタイト(低い)orルース(高い)/ベッドの積極性がアグレッシブ(ベット、レイズを多用) or パッシブ(コールで参加)の4タイプの組み合わせで表します。初心者はまずタイトアグレッシブ(参加率を抑えて、参加したときは積極的にベット・レイズをする)がオススメです」(シマダ氏)

参加率を抑えるとは、「勝てる可能性の高いハンドでしか参加しない」ということ。その基準となるのが、下図のスターティングハンド表(表中のスーテッドとは同スーツの意。AKスーテッドはAKsと表記する)。例えば、プリフロップ時に最初のアクションをするアーリーポジションのプレイヤーは、Jのペア以上、AKsなど限られたハンドでしか参加できず、それ以外のハンドはフォールドが正解となる。「この表を基準とすれば、相手のプレイスタイルも見えてきます。つまり、アーリーポジションから87sのようなハンドで参加する人はルースだということがわかるわけです」

自分のポジションに該当するハンドが配られたとき、「レイズ」で参加するのも、勝率を高めるために重要だ。「最強のAAは、ランダムハンドを持つ1人の相手に85%の勝率がありますが、3人相手では63%、4人だと50%弱にまで下がります。『フロップを安く見ようというプレイヤーを減らす』というのは勝率を上げるための大原則となります」

場の状況や相手の心理の隙を突いた華々しいアクションも、まずは基本を知ることなしに成功しないのだ。




プリフロップ時のスターティングチャート表









 
【シマダ氏】
08年よりWSOPなど海外トーナメントで活躍。海外のポーカー書籍の翻訳、ポーカー戦略について解説したブログ「ポーカーの高速道路とけものみち」(http://d.hatena.ne.jp/shimadajp