株・円の急激な値動きに、取り残された投資家たち……。一方で住宅ローン金利は着々と上昇中。潮目が変わった今、成すべき投資とは?


【不動産】


住宅評論家 櫻井幸雄氏Q:そろそろ欲しいマイホーム買い時はいつ?

「東京都内ではすでに物件価格が上がり始めています。湾岸エリアの3LDKで3000万円を切るような割安物件は完売。買いたい人は、この夏に決めたい」

 そう教えてくれたのは住宅評論家の櫻井幸雄氏。この夏とはずいぶん焦らせるが、その心は?

「五輪開催地の決定が9月7日。仮に東京に決まれば、北京五輪でオリンピック効果の大きさを実感したチャイナマネーもなだれ込むだろうし、不動産を取り巻く環境が激変します。“五輪リスク”を考えれば夏休み中に決めておきたい」

 それに今は好機でもある。

「金融緩和でお金が余っていることもあり1月から住宅ローンの審査が通りやすくなっているんです。今なら中小企業勤務、自営業の人にも有利な条件で借りやすい」

 今年の夏休みは家探しを。

Q:黒田砲で金利上昇どうなるどうする住宅ローン金利!?

 メガバンクが住宅ローン向けの固定金利を引き上げているが。

「上昇したといっても1%台。今も異常な低水準です。固定型の金利は政策金利や長期国債の金利に連動しますが、一般的に多くの人が選ぶのは変動型。変動型の基準は短期、長期のプライムレートで、景気の変動に敏感です。景気が急によくならない限りは、変動金利が急上昇することは考えにくい」

 ということは物件次第。好物件が見つかったら迷わず買いだ。

豊洲の湾岸エリアでも3LDKで3000万円割れの割安物件が稀に出るが、即完売しているという
【上図】豊洲の湾岸エリアでも3LDKで3000万円割れの割安物件が稀に出るが、即完売しているという

 
【住宅評論家 櫻井幸雄氏】
住宅情報紙の記者などを経て独立。テレビ番組などでも活躍。近著『知らなきゃ損する!「21世紀マンション」の新常識

取材・文/高城 泰(ミドルマン) 図版/ミューズグラフィック
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