株・円の急激な値動きに、取り残された投資家たち……。一方で住宅ローン金利は着々と上昇中。潮目が変わった今、成すべき投資とは?


【株】


SBI証券 藤本誠之氏【右】SBI証券 藤本誠之氏

Q:高値で掴んだ株、保有継続?潔くよく切るべき?

「銘柄次第ですが、高値掴みした銘柄は、潔く切っちゃいましょう」

 明快な回答の主は「相場の福の神」と称されるほどの的中率を誇るSBI証券アナリスト・藤本誠之氏。今、損切りを勧める理由は?

「単純です。25日移動平均線を基準にして『株価が25日線を下回ったら売り』と考えると、数多くの銘柄が売り。25日線が上向いてきたら、また買えばいいんですわ。個人投資家は資金が限られているので、塩漬けにするより、損切りして新しい銘柄を探すべき。頭と尻尾はくれてやれという格言がありますが、まさにその通り。株価が上昇トレンドのときのおいしいところだけ保有すればいいのです」

 アベクロ相場の象徴といえば『パズドラ』でおなじみのガンホー。高値掴みしちゃった人は?

「パズドラの大ヒットによる今回の上昇トレンドは、一旦終了したと思います。ということは、一旦手仕舞いがよさそうです。しかし、前の高値を抜ければ、即買いが正解。ずっと保有するのではなく、上昇トレンドのおいしい所だけ参加するようにしてください。人気のバイオ株も同様です。非常に値動きの荒い動きとなっており、今は正直素人にはお勧めしにくい。割り切りの短期投資だと魅力的な値動きなのですが、じっくりと投資するには、あまりにも値動きが激しすぎます」


Q:アベクロ相場に乗り遅れた……まだ買える株は?


「年末に向けて調整があるでしょうが来年中に日経平均2万円でも不思議はない。まだ買える銘柄はたくさんありますよ」

 力強い言葉。具体的には?

「手っ取り早いのは東証1部の低位株。『株価100円以下』『今季売り上げ増予想』の2つの条件で検索して、時価総額の大きなものから順番に買っていってもいい。日本板硝子、三井住友建設、ユニチカなどがその条件に当てはまります」

 100円割れ銘柄は赤字だったりする可能性もあるが、売り上げ増を条件に加えれば、期待値はアップ。低位で株価の下振れリスクも小さいし、アベノミクス相場に乗り遅れた人はお試しを!


◆藤本氏が注目する“株テーマ”!



●9月7日
東京五輪が決定すれば三井不動産、東京都競馬など都内に土地を持つ会社がテーマに浮上も

●7月20日~
宮崎駿監督の新作アニメが公開。ヒットとなれば日本テレビ、ローソンなど制作、協賛企業に注目が

●9月、3月
優待銘柄、高配当銘柄が買われる前に一足先に買って権利落ち前の高騰で売り抜けを

●年末~来年3月
消費増税前にクルマの駆け込み需要が発生、納車待ちの報道が続出となればトヨタ、日産などに妙味

●2014年
三菱重工や三菱商事などが中心となり出資、開発する国産旅客機MRJの試験飛行が開始

【SBI証券 藤本誠之氏】
注目銘柄の異常な的中率から異名は「相場の福の神」。近著に『39連勝! 「相場の福の神」が教えるザクザク株投資術

― 賢人が解決![アベノミクス 110番]【1】 ―
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