異常なほどの乱高下相場が続き、アベノミクスは終わったのか? いつ底を打つのか? 高値は? 今回、気鋭のアナリストやエコノミスト27人にアンケートを取ったところ、27人中22人が「まだ終わっていない」と回答した。

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◆参院選後の注目点は?


 株式ジャーナリストの大神田貴文氏は「政策は強力な株高を生むが、長続きはしません。結局は自助努力を続けた企業の株が上がるでしょう」との見立てだ。参院選後の物色は、王道を押さえておきたい。

今後、法人税減税や解雇規制緩和などの矢を放てるか
【上図】今後、法人税減税や解雇規制緩和などの矢を放てるか

「一の矢は金融関連(メガバンク、証券、保険、ノンバンク)と金融緩和による円安(自動車、ハイテク)、二の矢は財政投資(インフラ関連、設備投資関連)、三の矢は成長戦略でバイオ・医療、ゲーム関連、農業関連など」(カブドットコム証券・河合達憲氏)

「個人消費の回復で、不動産や百貨店も期待」(ラジオNIKKEI記者・和島英樹氏)

「政策に売りなし」で社会インフラ輸出関連の「日立やIHIなど」(株式ジャーナリスト・竹中博文氏)、「発電所、上下水道、鉄道関連」(証券ジャパン・大谷正之氏)に注目したい。

 また、「先日法案が通過したマイナンバーや、来年1月から始まるNISA口座導入で繁忙のITゼネコンが面白そう」(ファイナンシャルリサーチ・深野康彦氏)というから、NISAに関するシステム開発を受注する野村総合研究所などもよさそうだ。さらには、「9月7日に2020年オリンピック開催地が東京に決まれば、さらに日経平均で1000円程度高値を期待できます」(証券アナリスト・藤本誠之氏)という楽しみも。

 フィスコ・リサーチレポーターの三井智映子氏は、「現在はまだアベノミクスが功を奏してきたという状態で、これからが本番。安倍首相が政権を維持し、デフレを脱却し成長戦略が順調に進めば、来年度に日経平均2万円台も夢ではないと思います」と分析する。アベノミクスはもう終わったのだろうか? いや、まだでしょう!

取材・文/SA編集室 横山 薫(本誌) 図版/エフスタイル 写真/時事通信社
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