異常なほどの乱高下相場が続き、アベノミクスは終わったのか? いつ底を打つのか? 高値は? 今回、気鋭のアナリストやエコノミスト27人にアンケートを取ったところ、27人中22人が「まだ終わっていない」と回答。緊急実施したアンケートの結果を報告する!

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◆底打ち後は上昇する?


「アベノミクスによる上昇一本やりの相場はとりあえず終わったと見るべき」(エコノミスト・中原圭介氏)、「安倍総理が本丸とする三本目の矢に対する外国人投資家の関心は低い。日経平均の月足チャートを見て、最盛期のアベノミクス相場の再来を期待するのは正直無理でしょう」(株式ジャーナリスト・岡村友哉氏)との指摘もあるとおり、半年続いた上昇トレンドは終わった可能性が高い。

永濱利廣氏【右写真】永濱利廣氏

 株式アナリストの今北彰氏は「米国のQE3縮小、出口戦略が現実味を帯びることで、過剰流動性相場が終焉する可能性もあり警戒が必要」と警鐘を鳴らす。

 さらには「秋以降はFRB議長交代、消費税増税、証券税制の増税などの不透明要因があることから、年末にかけて軟調な展開を予想」(第一生命経済研究所・永濱利廣氏)という不安材料も。

 一方で、「7月末の参院選への期待感から底入れ反転に向かう可能性も」(今北氏)との期待もあり、スリーアイ・竹田嘉文氏は「日経平均の今期予想EPSは約904円なので、PER17倍程度まで買われれば1万5300円は奪回可能でしょう」と計算。また、揉み合うことなく急落したため、「1万5000円近辺までは戻り売りが少なく、本格的な反発となればすんなりと上昇するでしょう」と、アナリストの宇野沢茂樹氏も1万5000円を上昇メドに挙げる。

 年内の高値予想で最も多かったのは、「1万6000円」近辺で、14人。カブ知恵・藤井英敏氏は「今年の高値は5月23日につけた可能性が高い。今後は6月13日の1万2415円から5月23日の1万5942円のレンジ内で推移する」とボックス相場を予想する。

 対して、フィスコ・アナリストの佐藤勝己氏は「選挙前には示しにくい政策が徐々に表面化するとの期待感から、参院選後に株価上昇は本格化、海外長期資金の流入が牽引役となるでしょう」と1万7800円と強気予想。法人税減税や解雇規制の緩和など、市場が催促する政策を出せるかに注目だろう。

 ちなみに、27人のなかで最も高い予想をしたのは、ストックウェザー「兜町カタリスト」編集長の櫻井英明氏で、1万8500円だった。「アベノミクスはまだ序幕。表面上にいるのは安倍さんですが、背景には世界資本の方法論や思考がちりばめられていると見る。参院選があるので遠慮がちではありますが、通過後は腰の入った戦略が出てくるでしょう」と期待を寄せる。

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― 緊急調査 アベノミクスはもう終わったのか【2】 ―