昨年末からの株高・円安も最近は様子がおかしい。日経平均は乱高下が続いているし、1ドル103円代後半までいった円安も95円まで反落した。今、どんな戦略でも受けるべきか。やっぱり円売り?

「今は日経平均が『ドライバー』となり、為替市場を動かしています。日経が上がれば米ドル/円も上がるし、日経が下がれば米ドル/円も下がる。ただ、米ドル/円の一目均衡表を見ると、6月7日には下落トレンドへの転換を示唆する『三役逆転』が揃いそうなほどの急落を見せ、一時94円台まで反落。米ドル/円は、依然として上値が重い展開です」

⇒【一目均衡表】上値が重い米ドル/円
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【一目均衡表】上値が重い米ドル/円

 そう答えるのは、個人投資家からバツグンの信頼感を得る元シティバンクのチーフディーラー西原宏一氏。一目均衡表は20世紀初頭に生まれた日本由来のテクニカル分析。日本はもちろん海外投資家の間でも注目されているから、これがどちらを示すかは重要だ。

「ソロスが日本株買い」のウワサを流したのは安倍政権なのかも!?「三役逆転して本格的にトレンドが転換すると90円割れもありそうだったのですが、三役が逆転する寸前の6月7日に、ジョージ・ソロスが日本株を買っているとの報道が流れ、日経平均は1万3000円台を回復、米ドル/円も上昇しました。うがった見方ですが、政府・日銀関係者が流した可能性はゼロとは言えない。そうした例はありましたし、今回の報道はタイミングがよすぎる」

 逆に言えば、それだけ政府の株高・円安にかける意気込みが本気ってことかも。では、早晩に円安は再開するのか?

⇒【中編】に続く『西原宏一「豪ドル売りに妙味あり!」』
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【西原宏一氏】
シティバンク・チーフディーラー、DBSプロップディーラーなどを経て、'09年に独立。今、注目度ナンバーワンのプロトレーダー。初の著書『30年勝ち続けたプロが教える シンプルFX』が好評発売中

写真/産経新聞社
― カリスマ・トレーダー西原宏一が断言「豪ドル売りに妙味あり!」【1】 ―