7月16日に東証と大証の現物株の市場が統合される。二大取引所の再編によるマーケットの動向、そして、個々の相場にどんな影響があるのか? 日経平均への起爆剤となりうる爆騰の可能性を秘めた銘柄をこっそり教えてもらった。

⇒【前編】市場統合で大化けする[大証銘柄]はJトラスト!?
http://nikkan-spa.jp/456505


【中編】TOPIXに新規採用大証1部単独銘柄を狙え

小川佳紀氏 東証の指数といえば、1部に上場する主要225銘柄で構成される日経平均株価を思い浮かべる方も多いだろう。しかし、統合に伴う日経平均の銘柄入れ替えについてはまだ発表されておらず、フィスコの小川佳紀氏は劇的な銘柄入れ替えが実施される可能性は低いと予想する。

「いずれは任天堂や村田製作所などが採用されるかもしれませんが、市場への影響を考慮して年に一度の定期入れ替えに合わせて少しずつ組み入れていくと思われます」

 しかし、東証1部に上場するすべての銘柄の値動きを示す指数であるTOPIX(東証株価指数)なら、統合に合わせてすべての大証1部単独銘柄が新たに採用されることが決まっている。TOPIXに組み入れられれば、これまで注目度の低かった小型株にも指数に連動するETFや投資信託などの買いが期待でき、急騰もありうるというのだ。

 なかでも、業績が比較的安定しており、成長期待も大きいセクターが狙い目だという。たとえば、次世代クリーンエネルギーとして注目を集める液化天然ガス(LNG)の断熱保冷工事を手掛ける明星工業や、スマートフォン部品に強い大真空など、大証には旬のテーマに強いお宝銘柄も意外と多く眠っている。

 これらの“手堅い”銘柄は、いわば万人向け。さらにチャンスを広げたい上級者なら「デイトレーダーの動きに注目するのも手」とカブ知恵の藤井英敏氏はアドバイスする。

⇒【後編】へ続く「市場統合する[大証銘柄]は急騰と押し目狙いで勝負」
http://nikkan-spa.jp/456507


★狙い目の大証単独上場株

●「明星工業」
期待度:★★★★☆ 大1・1976 株価380円 単元株数1000株
断熱工事大手。次世代のクリーンエネルギーとして注目される液化天然ガス(LNG)関連の断熱保冷工事も手掛ける

●「大真空」
期待度:★★★★★ 大1・6962 株価418円 単元株数1000株
水晶デバイス総合大手。スマートフォンやタブレット向け部品が好調で増収増益を予想。円安メリットも

●「イソライト工業」
期待度:★★★☆☆ 大1・5358 株価186円 単元株数100株
セラミックファイバー大手。「こちらも個人投資家好みの低位株。仕掛けるチャンスを狙っているトレーダーは多い」(藤井氏)

 
【藤井英敏氏】
日興証券、フィスコを経て'05年にカブ知恵を設立。大型株から超小型株、IPOまで幅広くウォッチし、投資情報を提供。著書に『おいしい株の見つけ方』など

【小川佳紀氏】
フィスコ株式リサーチ部アナリスト。岡三証券を経て現職。個別銘柄分析を担当。中小型株、新興市場株の分析から為替相場まで幅広く担当する

※株価は6月5日の終値
― 市場統合で大化けする[大証銘柄]を公開!【2】 ―